内容説明
本書は、著者がこれまで諸誌に発表して来た論文二四編と国際交流基金の派遣専門家としてインドネシア共和国パジャジャラン大学在任中、同大学文学部日本語日本文学科のスタッフと共同研究をした成果とによって構成されている。
目次
第1章 日本と中国―中国資料による日本語研究など(『吾妻鏡補』所引「海外奇談国語解」本文の構成と語彙;岡嶋冠山編「唐話纂要」本文覚え書き;方言資料としての『唐話纂要』―長崎方言の形成 ほか)
第2章 作品とその言語研究(日本書紀私記(甲本)
徒然草
古今著聞集)
第3章 日本とインドネシア―対照研究・日本語溯源など(インドネシアにおける言語行動の実態調査報告(概要)―日・独と比較して
日本語における南島語的要素
ポリワーノフ覚え書 ほか)