内容説明
本書は、記紀歌謡や万葉集の表現についての研究であり、古代的な自然観と、それにもとづく表現の論理の解明を目的としている。とりわけ、自然の営みに人事を投影しつつ心や姿を具象化する表現に焦点を置きながら、古代日本語における象徴表現について考察しようとするものである。
目次
第1章 序論
第2章 万葉集の表現の歴史的変遷―神話時代から歴史時代へ
第3章 古代的「時」の観念とその表現
第4章 古代的象徴表現
第5章 序詞の象徴機能と言語イメージ
第6章 「じもの」の意味―「男じもの」
第7章 万葉集の恋の歌とその表現
-
- 和書
- 日本自動車産業論