出版社内容情報
解剖病理技師としてキャリアを築き, 多数の検死解剖に携わったカーラ・ヴァレンタインの日常は, 普通ではない出来事ばかり起きる. ほろ苦い思い出となった映画撮影への協力, 腐敗死体から浴びた言語に絶する臭いのガス, 子どもの遺体を前に止まらなくなる涙, ばらばらになった遺体の修復, さらには遺族への遺体の引き渡し……ユーモアとペーソスを交え, 検死解剖のリアルをつまびらかにする. 生者は死者から何を学べるのか. 自身の経験と重ね合わせながら, 遺体を前に生について考えた日々. 心を揺さぶる魅惑的なメモワール.
【目次】
プロローグ ファースト・カット
第1章 情報――歪められたイメージ
第2章 準備――死との出会い
第3章 検査――外見で判断
第4章 腐敗死体――《パルプ・フィクション》
第5章 性と死――ローズコテージ
第6章 胸郭ブロック――「我が家は心の寄る辺、ではない」
第7章 腹部ブロック――ピックルド・パンク
第8章 頭部ブロック――「頭が真っ白」
第9章 ばらばら死体――「ビットサ」
第10章 修復――「王様の家来みんなで」
第11章 霊安室――《天使にラブ・ソングを》
エピローグ 天使の分け前



