出版社内容情報
【目次】
内容説明
いや!こうえんにはいきたくない。いや!うみにはいきたくない。いや!えいがなんかみたくない。きょうのパブロはいやいやばっかり。どうすればいやいやをおいだせるのかな?
著者等紹介
シャロシュヴィリ,ナタリア[シャロシュヴィリ,ナタリア] [Shaloshvili,Natalia]
アーティストであり、絵本作家・イラストレーターとしても活躍。リンダ・ベイリーとの絵本『さんにんめのミトンちゃん』(化学同人)をはじめ、多くの作品を手がけてきた。その絵画は世界中の展覧会や個人コレクションで展示されている。ウクライナ出身。現在は家族とともにイギリスに暮らす
増子久美[マシコヒサミ]
翻訳家。手がけた訳書に、「第13回ようちえん絵本大賞」を受賞した『海とそらがであうばしょ』などがある。茨城県出身。現在は家族とともに東京に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
132
いやだ、いやだ、あれもいや、これもいや。いやいや期は本当に大変。すべり台は滑りすぎるからいや、映画もずっと座っているからいや、そんなこんなであれもこれも断ってしまう、いやいやしか言わなくなったパブロにお母さんも手を焼いている。ぼくの思いどおりにいかないといやだけど、どうしたらいいのか、その気持ちがよくわからなくて、なんとなく、いやいや、いやいや、口癖になっている。でもね、ぼくは何かを待っているんだ。まだよくわからないけど、きっと口ではいやいや言っているけど、たったひとつのことで、気持ちって変わるんだって。2025/08/11
anne@灯れ松明の火
15
新着棚で。表紙のかわいらしさに惹かれて。「今日は何をしよう?」 ママが素敵な提案をしても、パブロは「いや!」 どれだけ、いやを連発されてもメゲナイママ、さすが! とうとう外へ連れ出すと、友達が声をかけてくれて……。友達との存在の大きさ、見守るママの心の広さが素敵。訳は増子久美さん。2025/10/02
ふじ
10
イヤイヤ期絵本は国を超えて…と思いきや、なんか年齢高め?「気持ち」のお話でした。プチ反抗期みたいな。こんな暖かいまわりでありたいよね。子育てはうまくいかないことの連続だもん。#NetGalley2025/07/13
遠い日
3
程度の差こそあれ、どんな子もいやいや期はあるもの。 発達の一段階としてそれは普通のことなのですが、親にしてみれば扱いにくいことに違いありません。パブロもママに、いちいち口ごたえ。ママの言うことは全部「いや」で返します。理由はなんだかんだあって、自己主張を引っ込めません。そんなパブロですが、友だちのミラの提案なら案外すんなりと遊びに入っていけたのです。そして、自分から次の遊びを口にするまでの積極性を見せてくれました。パブロの気持ちの切り替えが鮮やかに描かれ、読み手の気持ちまでリフレッシュさせてくれました。2025/09/15
たくさん
2
こどもの先入観っていうのはとても繊細であるけれど本質を見抜いているのもある。 嫌ということで警戒しているのだものね。 だけれど、いつまでたっても同じところに居ていても前へは進めない。 誰かのきっかけや思い方で救われて、リスクの文を楽しみに替えていけるのだったら、 世の中は楽しくなるし、きっかけを与えてくれた人にもずっと感謝できるのでいいな。#NetGalleyJP 2025/09/06