出版社内容情報
ひとりぼっちのぼくが出会った不思議ないきもの。ぼくらの夏はいつまでも続くと思ってた…
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ある夏のあさ。不思議ないきものがあらわれた。ふわり、そらに舞いあがるきみは、まるでくもみたい。「ともだちになろうよ」ぼくはいった。その日いちにち、いっしょにすごした。それからまいにち、夏の間ずっと。ぼくらの夏は、いつまでも続くと思ってた…。あしたから学校がはじまる。ぼくはひとり、きみとの時間を思い出していた。
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ともだちになった、きみとぼく。やがてはなれていくこと、会えなくなることを、まっすぐな子どもの目線でえがく。この絵本を読んだ人がそれぞれに、過去やこれからの「さよなら」に思いを馳せることのできる、切なくもあたたかな物語。
詩的な文章とやわらかな水彩画に、なつかしい夏の景色がよみがえる。ティム・フィッシャー、絵本デビュー作。
内容説明
マージェリィ・ウィリアムズ作『ビロードのうさぎ』と、ロバート・フロストの詩「Nothing Gold Can Stay」の精神を受け継いだ、友情と永遠の愛についてのお話です。
著者等紹介
フィッシャー,ティム[フィッシャー,ティム] [Fischer,Tim]
アメリカ・ニューヨーク州ハーキマー出身の作家、アーティスト。工学の学位を取得した後、測量士として働くかたわら、独学で肖像画や風景画を描き、アーティストとしてのキャリアを育む。本作『きみとそらのしたで』は、小さな町で過ごした子どものころの思い出をもとに制作された、著者にとって初めての絵本作品。現在は、ニューヨーク州北部で妻と1匹の犬、2匹の猫とともにくらしている
橋本あゆみ[ハシモトアユミ]
千葉県出身。英国ダラム大学にて翻訳学の修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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