洞窟のなかの女王

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洞窟のなかの女王

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  • サイズ A4判/ページ数 64p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784759824476
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

夢にみた、ふしぎな世界をかけぬけて…これまで知らなかった自分と向き合う、
心の冒険。
ある夜、フランカは夢を見ました。ずっとむこうの森の奥にある洞窟に、女王が
すんでいるという夢。
フランカは、その夢が頭からはなれず、妹のカルメラとトマシーナを連れて、出
かけることにしました。庭を出て、丘をくだって、森のなかへ……
とつぜん自分たちが小さくなる世界、次々に現れるへんてこな生きものたち―
―『不思議の国のアリス』を思わせる奇想天外な物語へ、あなたも迷い込んで
みてください。
“モヤモヤ”からはじまる、心の成長をえがく物語。
長女であり、思春期の入り口に立つ主人公が抱える、言葉にならない不安や葛
藤。
ドキドキに立ち向かい、ときには大胆に行動しながら、さまざまな体験を通して
揺れ動く気持ちに向き合っていきます。
それは、これまで知らなかった自分に気づくための冒険でもありました。
注目の作家ジュリア・サルダが絵も文も手がけた初の作品。
どこかエキゾチックなイラストと、幾重にも意味がひそむ文章が、読む人それぞ
れの中で物語を広げ、ふしぎな余韻を残します。



【目次】

内容説明

謎につつまれた女王さまをさがす3姉妹の冒険物語。森の奥では、へんてこな生きものたちがつぎつぎとあらわれます。空とぶカエルに、ウサギ顔のカタツムリ…。それは、いままで知らなかったことを発見する冒険でもありました。家にとじこもっていたら気づかない、ふしぎな世界。それぞれの心のなかにある、ふしぎな気持ち。女王さまは、ほんとうにいるの?女王さまって、いったいだれ?さあ、いっしょにみにいきましょう。

著者等紹介

サルダ,ジュリア[サルダ,ジュリア] [Sard`a,J´ulia]
多くの児童書の挿絵を描く。『The Liszts』は2018年ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト、『Mary Who Wrote Frankenstein』は2020年同賞ショートリストに選ばれた。文章も手がけたのは本書が初。スペインのバルセロナ在住

寺木菜穂[テラキナホ]
翻訳者。同志社大学文学部英文学科卒。シンガポール、マレーシア、インドネシアでそれぞれ3年暮らす。海外での子育てを機に、英語絵本に興味を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

134
芸術性豊かな描写が印象的でありながら不穏な雰囲気を漂わせる物語は、恐怖へと導かれていくかのよう。読み手によってはそれが心躍る煌めきに映っているのかもしれない。光が届かなくなる洞窟の奥へ強い興味を抱く長女フランカが、カルメラとトマシーナを連れて出かける冒険。お喋りが止まらないほどの楽しさは、徐々に不安へと変わっていく。いつの間にか物音を立ててはいけないほど辺りはしんと静まっていた。元には戻れないかもしれないのに、現実と夢の狭間を無意識に渡っていく子供たち。誰もが通らざるを得ない儀礼の先には何があるのだろう。2026/05/07

りらこ

24
一番上の姉、フランカはなぜか胸がモヤモヤするのです。3人姉妹は森へその原因を突き止めに。 2人の妹たちは付いていくのに精いっぱい。途中、薄気味悪い思いをしながらも、洞窟に到着。そこにいたのは・・・そして自由という言葉。自由ってなに?妹たちはわからないまま、先に帰ります。 最後に帰宅したのは・・・ほんとうにフランカなのでしょうか?気になってしまって、ページを行ったり来たり。 モヤモヤが晴れ自由になったたフランカは、本当にフランカ? 実存さえも疑わしくなり、読者である私の胸にモヤモヤが広がります。 2026/06/19

小崎アキ【知る人ぞ知る本棚】

2
読み終えた瞬間、ホラーかと思った。でも作者が描いたのは、思春期の成長らしい。改めて読むと、主人公のモヤモヤに身に覚えがある——もっとも、その時期はとっくに過ぎているけれど。 読後しばらくして、ようやく懐かしさと、久しぶりのあのモヤモヤを思い出した。正直、ヤな気持ちになった。それでも、絵の美しさがすべてを上回った。│解説記事⇒https://aki-o1984.hateblo.jp/entry/2026/05/18/1200002026/06/03

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