出版社内容情報
イノベーションとは『創造的な破壊』だ! 宇宙飛行に革命を起こし続けるイーロン・マスクは,予定調和に凝り固まった日本社会へのアンチ・テーゼなのか. ――野口聡一(宇宙飛行士)
再利用ロケットの実現,国際宇宙ステーションへの人員輸送など,数々の偉業を成し遂げ,「第二の宇宙時代」を象徴する存在となったスペースX.それは,創業者イーロン・マスクのヴィジョンだけでなく,身を粉にして働いた数千の人々の献身があってこそのものだった.
ロードムービーさながらのロケット陸上輸送作戦,海洋冒険小説もかくやというドラゴン宇宙船の回収プロジェクト,陰謀論の誘惑に抗いながら謎解きに挑んだ発射台での爆発事故,そしてSFの世界を現実にしたかのようなロケットの帰還と見事な着陸.しかしスペースXの物語はこれで終わりではない.火星移住という野望を達成するために,死角はないだろうか.
『LIFTOFF』につづき著者は,スペースXの内部に分け入り,輝かしい偉業の舞台裏に迫るとともに,その行く末を占う.
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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第二の宇宙時代 再利用可能なロケット技術 業界全体が不可能と考えていた領域 会社全体を破綻させかけるほどのリスク 伝統的な航空宇宙企業とは全く異なる文化 自律型スペースポート・ドローンシップ わずか20ドルの部品の欠陥 三つすべてのブースターの同時着陸 衛星インターネット・コンステレーション 最高の比推力 より速く、より安く 人生を多惑星化させる 長い階層的な指令系統を否定 Muskがビジョン→Shotwellが現実に NASA商業乗員プログラム ブースト・バック・バーン 会社全体の存続を賭けた選択2025/11/18




