出版社内容情報
1本のロウソクを使ったさまざまな実験をつうじて,身のまわりの科学と自然現象を子どもたちに伝えようとした天才科学者ファラデー.有名な電磁誘導の発見以外にも電気モーターの発明や,ベンゼンの発見,半導体現象の発見など,現代の私たちの暮らしを一変させる基本原理をみつけた偉大な科学者だ.もしもファラデーがいなかったら,この世の中はまったくちがったものになっていたかもしれない.
本書に掲載しているさまざまな再現実験は,二次元コードで動画をすぐに見られる.知的好奇心をくすぐる1冊.
内容説明
私たちの暮らしを一変させた天才科学者マイケル・ファラデーの発見や発明、再現実験を、カラーイラストや写真・動画でわかりやすく紹介しています。感動する実験動画が満載。二次元コードですぐに動画が見られる!
目次
1 ファラデーってどんな人?(貧しい幼少時代と年季奉公;科学への志と転機 ほか)
2 ファラデーとその発明・発見:現代にどう影響しているか(身のまわりのファラデーを探してみよう;電気モーターの発明 ほか)
3 ファラデーと彼をとりまく科学者たち(19世紀欧州科学者人物相関図;ファラデーより前に活躍した科学者たち ほか)
4 実験「ロウソクの科学」の感動を再現する(ロウソクは、なぜ燃えるのだろうか?―炎…燃料になるもの、炎の構造、移動性、明るさ;ロウソクは、なぜ輝くのだろうか?―光…空気が必要、水の生成 ほか)
著者等紹介
藤嶋昭[フジシマアキラ]
1942年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。1967年に酸化チタンを使った「光触媒反応」を世界ではじめて発見し、化学界で「ホンダ・フジシマ効果」として知られる。1978年から東京大学工学部助教授、教授などを経て、2005年に東京大学特別栄誉教授。2010年から2018年3月まで東京理科大学学長。東京理科大学栄誉教授
落合剛[オチアイツヨシ]
1979年愛知県生まれ。名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所川崎技術支援部材料解析グループ主任研究員、光触媒工業会特別会員。光触媒などの機能材料の性能評価法や応用法に関する研究開発のほか、国家資格キャリアコンサルタントや、法政大学・上智大学の非常勤講師として、教育や人材育成にも従事
濱田健吾[ハマダケンゴ]
1991年長崎県生まれ。九州工業大学大学院生命体工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。落合と同様、川崎技術支援部研究員として、光触媒製品に関する技術支援、光触媒や促進酸化法を用いた環境浄化に関する研究開発に従事。そのほか、電気化学会関東支部支部役員、デジタル技術の活用による研究開発業務の効率化に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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美東
Go Extreme