出版社内容情報
いつもと同じ夏の日。でも、少しだけちがうところがありました。まちがちょっぴり水びたし! でもだいじょうぶ、心配はいりません。水はそのうち引いて、すぐもとどおりに決まってるから。動物たちは学校に仕事に、いつもどおりくらしていました。たった1ぴきをのぞいて。「なんとかしないと」1ぴきの小さな声はみんなに届くのでしょうか。絵本のなかであふれたのは、水だけではないみたい。
内容説明
まちがめをさましました。いつもとおなじなつのひです。でも、すこしだけちがうところがありました。だいじょうぶ、しんぱいはいりません。まちがちょっぴり…みずびたし!The English Association 4~11歳英語絵本賞2023 4~7歳フィクションの部大賞。
著者等紹介
イルストゥラホ,マリアホ[イルストゥラ,ホマリアホ] [Ilustrajo,Mariajo]
スペイン生まれ、イギリスを拠点に活動するイラストレーター。アングリア・ラスキン大学大学院にて児童用絵本制作修士課程を修了。ワールド・イラストレーション・アワード2020の児童図書出版部門で新人賞受賞。2021ボローニャ国際絵本原画展ファイナリスト。ナミコンクール2021最終候補
鈴木沙織[スズキサオリ]
日英韓翻訳者。東京都在住。青山学院大学文学部英米文学科卒、韓国の梨花女子大学通訳翻訳大学院翻訳科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
35
次第に水に沈んでいく街の中で、軽く見ていた動物たちが次第に混乱し始めます。 どうしてこんな事になったのでしょう。 動く街というのがプレートにも思えるのですが、種明かしがないことが新鮮です。 排水口のフタをみんなの力ではずすことで解決はするのですが、そんな単純ではないことを匂わせる絵本です。2023/11/05
Cinejazz
26
〝いつもと同じ夏の日、町が目を覚ましました。でも、少しだけ違うところがありました。 町が、ちょっぴり…水びたし! でも大丈夫、心配いりません。水はそのうち引いて、すぐ元通りになると決まってるから・・・。町の動物たちは学校に仕事に、いつもどおり暮らしていました。たった1匹を除いて・・・〟町を襲った洪水の災難。「なんとかしないと!」一匹の小さな声は、みんなに届くのか? ・・・ 災害は忘れる間もなくやって来る! ・・・町のみんなの力を合わせて、困難に立ち向かう勇気を奮い立たせよう!2024/05/14
そらこ
21
動物たちの町が、ある日水浸しに。でも、生活に支障がないから大丈夫と、みんな気にしない。たったいっぴきをのぞいては。水は日増しにふえ……。これは、温室効果ガス増加、温暖化、環境汚染といったことを、あらわした作品だろうか? 環境の変化によって、ゴーグルや、酸素へルメットが売り出されたりするところ、コロナ禍でのマスク、不織布が売り出された事を思い出す。作品のように、私たち地球人にもよい解決作があるといいのですが。2024/04/15
ツキノ
19
【動物たちのまちが!】2023年9月発行。いつもとおなじ夏の日、まちがちょっぴり「…みずびたし!」あわてず騒がずいつもの生活を続ける住民(動物)たち。原因はちゃんと?うわさになっている(どこかのカバがじゃぐちをしめわすれたらしい)。言いたいことは最後の一文に集約されている。スペイン生まれ、イギリスを拠点に活動するイラストレーター、マリアホ・イルストゥラホの作品。【24】2024/01/30
猿田彦
15
起きたら、道に水が溢れていた。水深は少しずつ深くなるが、みんな無関心。普段できない体験に、わくわく。水は深くなり小さな動物たちは、困り始めた。水中で生活するために酸素ボンベやマスクをはめなくてはならない。この頃から、何が原因なんだという噂もちらほら。でも、キリンなど大きな動物たちはまだ余裕。偶然起こった体験を楽しんでいる。大きな動物たちにもマスクがいるようになったとき、やっとみんなで助け合ってこの事態を解決しようということになった。遅い気づきでもみんなで助け合えば町は元に戻ると知ったからよかったね。2025/06/29
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