おりこうタマゴ―ひびわれたぼくはいえをでた

ジョン，ジョリ【文】〈Ｊｏｈｎ，Ｊｏｒｙ〉/オズワルド，ピート【絵】〈Ｏｓｗａｌｄ，Ｐｅｔｅ〉/鈴木 沙織【訳】

化学同人（2022/12発売）

• サイズ B4判／ページ数 32p／高さ 29cm
• 商品コード 9784759822830
• NDC分類 E
• Cコード C8798

出版社内容情報

ボクは、おりこうタマゴ。困っている人は助けるし、なんでもお手伝いします。でも、おなじ紙パックで暮らすことになったタマゴたちは、自分勝手でやりたい放題！　みんなもおりこうになれるように頑張っていたら、心も体もぼろぼろに…。
完璧ばかりを求めずに、ありのままを受け入れて楽しむことの大切さを教えてくれる絵本。

内容説明

こころに自己肯定感を育てよう。ぼくは、いつもみんなをたすけています。こまっていることは、なんでもおまかせください。けれど、あるあさ…たいへん！完璧ばかりを求めずに、ありのままを受け入れて楽しむことも大切だよと教えてくれる絵本。

著者等紹介

ジョン，ジョリ［ジョン，ジョリ］ ［Ｊｏｈｎ，Ｊｏｒｙ］
小説家。本作がニューヨークタイムズのベストセラー絵本第１位、姉妹本の『わるいタネきずだらけのオレがきめたこと』が第２位となった。他に声にだして読みたい絵本に贈られるＥ・Ｂ・ホワイト・リードアラウド賞を受賞した『もう、ねるんだってば！』（そうえん社）など著書多数。アメリカのオレゴン州在住

オズワルド，ピート［オズワルド，ピート］ ［Ｏｓｗａｌｄ，Ｐｅｔｅ］
画家、イラストレーター、映像作家。自身が監督した短編映画『ザ・ストーリー・オブ・ウォールズ』はアニー賞にノミネートされた。アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス在住

鈴木沙織［スズキサオリ］
日英韓翻訳者。青山学院大学文学部英米文学科卒、韓国の梨花女子大学通訳翻訳大学院翻訳科修了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

完璧主義者が完璧でなくなって…。あまり私個人はリンクできなかったけれど、人によってはほっと一息つける一冊なのかもしれません。

2023/04/24

[ケ・セラ・セラ]

いい子でいるのは疲れます。いつでもお利口さんでいるのは疲れます。頑張りすぎは、いつか壊れてしまいます。ゆっくりと外の空気を吸って、自分の時間を楽しんで、自分にも優しくなって。完璧でなくたっていいんです。

2023/05/04

[ヒラ[e-mail]]

おりこうでいること、良い子でいることは、それだけで心がひび割れるくらいのストレスなのだと痛感させられました。 その結果仲間たちといられなくなってしまったおりこうタマゴです。 シチュエーションとして、いろいろな人間像が浮かんできます。 結果、ウツになったり、不登校になったり、孤独になって疲れてしまう人の何と多いことでしょう。 この絵本では、そんな人に解決法を教えてくれました。 自分自身の時間を持ち、やりたいことをやってみるポジティブ思考です。 ひび割れるのも、立ち直るのも自分自身です。

2023/04/01

[Cinejazz]

〝ボクは､とっても優しい､お利巧タマゴ。困っている人は助けるし､どんな事でもお手伝いします。でもね､お店に並べられた､同じ紙パックの屋根の下で暮らす12個のタマゴたちは､自分勝手でやりたい放題❢ みんながお利巧になれるようにと､気配りしていたら､身も心もボロボロに｡そんなある朝､頭がひび割れてきて…耐えられなくなったボクは､一人旅に出た･･･〟「でも､みんなは､完璧なお利巧タマゴじゃないし･･･ボクだって､そうなんだ･･･それでいいんだ」と､パックの仲間への接し方の､心の変化が描かれた絵本｡

2025/03/09

[ヒラ[e-mail]]

C事業所で読み聞かせしました。

2023/03/14