まほうのともだちベンチ

メドゥール，ウェンディ【文】〈Ｍｅｄｄｏｕｒ，Ｗｅｎｄｙ〉/イグヌス，ダニエル【絵】〈Ｅｇｎ´ｅｕｓ，Ｄａｎｉｅｌ〉/やまもと みき【訳】

化学同人（2022/12発売）

• サイズ A4変判／ページ数 32p／高さ 28cm
• 商品コード 9784759822755
• NDC分類 E
• Cコード C8798

出版社内容情報

引っ越してきたばかりのティリーは、今日から新しい学校に通います。ママとも、大好きな犬のシャドウともバイバイしたら、そわそわして、外に出てもひとりぼっち。そんなティリーに、先生が言いました。「ともだちベンチを　ためしてごらん」　ベンチの近くに行ってみると…。

内容説明

ティリーとシャドウは、ひっこしてきたばかり。あたらしい学校へ犬のシャドウはいっしょにいけません。ひとりぼっちのティリー。先生にすすめられて、「ともだちベンチ」をためしてみることにしました。でも、だれかがさきにすわっています…。ともだちができるまほうのベンチいっしょにつくろうよ！あたらしい学校にいくのは、だれにとっても勇気がいること。そんなとき、このベンチがあったら…

著者等紹介

メドゥール，ウェンディ［メドゥール，ウェンディ］ ［Ｍｅｄｄｏｕｒ，Ｗｅｎｄｙ］
長年オックスフォード大学で英語を教えたのち、絵本作家の道に進む。デビュー作となる『Ａ　Ｈｅｎ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｗａｒｄｒｏｂｅ』は、初めて書かれた児童書のうち特にすぐれた作品に贈られる、ブランフォード・ボウズ賞のショートリストに選ばれた。多くの作品を生みだし、１８か国語に翻訳されている

イグヌス，ダニエル［イグヌス，ダニエル］ ［Ｅｇｎ´ｅｕｓ，Ｄａｎｉｅｌ］
スウェーデン出身の画家。ギリシャ在住。数多くの賞を受賞し、色鮮やかで力強く、幻想的な絵に定評がある。さまざまな作家とタッグを組んで絵本を制作している

やまもとみき［ヤマモトミキ］
岐阜県生まれ。実務翻訳関連の仕事に携わりながら、絵本や児童書の翻訳に活動の幅を広げている。やまねこ翻訳クラブ会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヒラ[e-mail]]

お友だちを作りたい人が座っているベンチって、友だち募集の意思表示する場所なのでしょうか。 いつも座っている男の子の存在が不思議でした。 でも、きっかけ作りって大切ですね。 そんなベンチがあると良いですね。 何かホッとできる絵本でした。

2023/02/09

[anne＠灯れ松明の火]

新着棚で。引っ越してきたばかりのティリー。友達できるかな？　不安があって当然。先生は、さりげなく「ともだちベンチをためしてごらん」。そこにはフリントが座っていたが、ふたりは黙って座るばかり。さて、どうなる？　ちょっとしたきっかけで、友だちはできる。でも、そのきっかけが難しいもの。素敵なアイデアだ♪　絵はダニエル・イグヌスさん、訳は やまもとみきさん。

2023/02/21

[Cinejazz]

〝「あたらしい学校に､シャドウも一緒に行ける？」ティリ－がママに聞くと「駄目よ｡犬はそとにいるものなの」･･･引っ越してきたばかりのティリーは､ママとも､大好きな犬のシャドウともバイバイすると､学校では独りぼっちに。そんなティリ－に先生が言ったのは｢友だちベンチを試してごらん」･･･｡外にある古いベンチに行ってみると､寂しそうな男の子が座っていた。その子が｢このベンチ､効き目がないのかなあ｣とつぶやいた｡「こわれてるの?じゃあ､なおさなきゃ!」･･･〟見知らぬ誰かとの心の繋がりを､爽やかに描かれた絵本。

2024/12/15

[マツユキ]

いつも犬のシャドウと一緒のティリー。引っ越してきたばかりで、新しい学校では、一人ぼっちで…。男の子はいつから？と思いつつ、先生グッジョブ。いつの間にか友達になっているもんですが、きっかけは作ってもらえたら、有り難い。絵が、可愛く、爽やかで、素敵。

2023/03/03

[昼夜]

友だちくらいいるでしょとか童謡「一年生になったら」とか友達がいない奴は……と見られる視線に嫌な記憶しかないコミュ症なので相手に話しかけていいのかどうかが分からなくて途方に暮れるので先生の声かけとかベンチの会話のとっかかりとかいいなぁ思いました。

2023/01/27