出版社内容情報
金魚にしのびよる、あやしいかげがみっつ…。大切なともだちをまもるため、ねずみが考えたひみつのさくせんとは?
内容説明
およいだりとびはねたりぶくぶくあわをつくったり、ねずみときんぎょはだいのなかよし。ところが、しのびよるかげがみっつ。ともだちをまもるためねずみはあるさくせんをおもいついた。むちゃだってゆうきをだしてつきすすむ。
著者等紹介
カロッツィ,ニコロ[カロッツィ,ニコロ] [Carozzi,Nicol`o]
イタリア・ヴェローナ出身の建築家、教師、イラストレーター。2013年に「EurHope」プロジェクトのイラストコンテストで最優秀賞を受賞し、さらにThe Folio Societyの3つのコンテストで最終候補に選ばれる。『Brave As A Mouse』は、アメリカでのデビュー作
橋本あゆみ[ハシモトアユミ]
1995年千葉県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
85
物語性のある表紙と裏表紙の絵が可愛くて手に取った。ピンチにおちいった金魚。仲良しねずみが取った行動は…。2022/08/26
とよぽん
58
ねずみと きんぎょは だいのなかよし。表紙と裏表紙の妙!ねずみの表情が誇らしそうで・・・。友達のピンチを救ったねずみ、きんぎょとお別れしたくなかっただろうに。絵のタッチが優しく、時間の流れが光の色合いで微妙に表現されていて繊細な印象を受けた。作者はイタリアの建築家、教師、イラストレーターとある。多才な芸術家なのだろう。2023/03/15
がらくたどん
52
先日元職場に立ち寄ったら元同僚に激押しされた絵本。殺風景なガラス鉢に1匹だけ泳ぐ金魚。遊び友達になったねずみの「ひみつの」作戦って?金魚を狙うニャン3匹。走る・跳ぶのシルエットの美しい事と言ったら。無茶と言われたって勇気を出して、さあねずみはなにをするのかな?かわいらしいお話を最小限のテキストと媚びない「絵画風」の絵柄が上手に引き締め、もっずっと長い童話を読んだような気分になる逸品。ちなみに元同僚はにゃんこ愛好家です。(ねずみ→ネズミとあの態勢でテーブルからどうやって降りたの?は気にしないことにします)2022/07/25
momogaga
51
【おとなこそ絵本】仲間を助けるための救出大作戦。原題は『BRAVE AS A MOUSE』勇気あるねずみくんです。出版社は化学同人。この出版社らしい丁寧な装丁です。大満足。2022/05/23
よこたん
45
表紙のネズミたちの、にょーんとやわらかなつきたての餅の如き伸び伸びポーズが愛らしい。金魚の乗ったカップとソーサーを高々と持ち上げるさまは、只今五十肩発動中の私には眩しすぎる。丁寧にやさしく描き込まれた絵がとても好み。読むまではネズミたちが金魚を食べようと攫っていると思っていたら、全く違った。金魚は友だち。このままじゃ餌食になっちゃう、よーし! 本当は自分たちだってこわいはずなのに。作戦成功だけど、それは同時にサヨナラをともなう。最後の握手(?)にほろりとなった。もし、文字がなくてもこの絵なら伝わるな。2023/05/03