出版社内容情報
みんなにさよならをしたイヌのアルフィーから、イジーにお手紙が届きます。あたらしい住所は、「おそらの いぬのてんごくの いちばんすてきな くものうえ」。
内容説明
みんなにさよならをしたいぬのアルフィーからイジーにおてがみがとどきます。あたらしいじゅうしょは、おそらのいぬのてんごくのいちばんすてきなくものうえ。大切なだれかを失った子どもの不安をいやし、優しい気持ちで心を満たしてくれる絵本です。
著者等紹介
マクニフ,ドーン[マクニフ,ドーン] [McNiff,Dawn]
死別専門のカウンセラー、コピーライター、補助教員、児童書販売の仕事を経て、イギリスのバーススパ大学の修士課程に入学、子どもや若者向けの文学作品の創作について学ぶ。イギリスサセックスの海の近くで生まれ、現在はグロスターシャーに住む
メトラ,パトリシア[メトラ,パトリシア] [Metola,Patricia]
スペインマドリード出身のイラストレーター。グラフィックデザインを学び、美術監督として数年働いた後にイラストを描き始めた。これまでに15冊以上の本の挿絵を描いている。マドリードのABC美術館やスペイン国立図書館、東京の板橋区立美術館など、スペイン内外で作品を展示(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
44
星になった愛犬アルフィーから、悲しむイジーの元に手紙が届く。手紙の内容は、天国では楽しく幸せにやっている様子が書かれており、イジーを心配し想っている愛犬アルフィーの心の内を感じ、イジーもそれを感じて少しずつ心が穏やかになっていく姿がとても良かったです。優しい色合いの絵もとてもマッチしていました。2021/10/07
anne@灯れ松明の火
20
新着棚で。表紙に惹かれて。愛犬アルフィーを亡くし、沈むイジーに、お空のアルフィーから手紙が届いた! お別れは寂しいけれど、犬の天国がとても住みやすく、幸せに過ごす様子が書かれていた……。「大切なだれかを失った子どもの気持ちを、優しく包み、癒してくれる絵本」とあるが、その通り。子どもだけでなく、大人も、別れの後に読んでみると、慰められると思う。 2021/11/21
遠い日
5
犬のアルフィーとの別れに、心沈むイジーの元へお手紙が届く。 喪失感を拭えぬまま、時間ばかりが流れるイジーに幸せな今が語られる。 少しずつ少しずつ、アルフィーの幸せを確信していくイジーの周りで季節は巡り、そして、大好きの気持ちは変わらず胸の中にある。 いつもいつでも、思う気持ちは溢れている。 アルフィーにもらった幸せを、今だってちゃんと感じているイジー。きっとずっと。#おそらにいったたいせつなともだち #NetGalleyJP2021/10/25
けいねこ
4
ちいさな子だって、たいせつな存在との別れを経験しなければならないときもある。永遠の別れのあとの相手の気持ちは確かめようがないから、相手も自分と同じ気持ちでいると信じるしかない。ああ、だから言うんだね。忘れてしまわない限り、生き続けるって。2021/12/21
NOYUKI
1
こーいうお別れの方法はありなのかな。悲しみをきちんと感じることは大事なのではないかな。旅立った犬が幸せでありますようにと心から祈っているけれど、でもなんか、これは違う気がする…。2022/03/10