出版社内容情報
ライフサイエンスや創薬を理解するために必要な生化学の基礎をていねいに詳述した.現在使用されている医薬品についての説明,作用機序も紹介し,将来の専門科目につながる内容となっている.演習問題も充実.
目次
1 細胞と生体分子の機能(細胞の構造と機能;生命現象を担う分子;遺伝子・ゲノムの構造;タンパク質の構造と機能;細胞膜・幕を介した物質輸送)
2 生体分子の代謝とエネルギー産生(生体エネルギー;栄養素の利用;糖代謝;脂質代謝;アミノ酸代謝;ヌクレオチド代謝;酸素の生体内反応)
3 細胞間コミュニケーション(細胞間コミュニケーション;細胞間の接着構造と細胞外マトリックス;細胞増殖と細胞死の調節機構;がん)
著者等紹介
伊東進[イトウススム]
昭和薬科大学薬学部教授。1990年大阪大学大学院薬学研究科博士後期課程修了。薬学博士。専門、TGF‐βシグナル異常と疾患に関する研究
宮澤恵二[ミヤザワケイジ]
山梨大学大学院総合研究部(医学域)教授。1988年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。薬学博士。現在、がん悪性化の分子機構に関する研究
伊東史子[イトウフミコ]
東京薬科大学生命科学准教授。2003年Uppsala University Faculty of Medicine博士課程修了。Ph.D。専門、TGF‐βファミリーによる血管・リンパ管機能制御に関する研究
奥脇暢[オクワキミツル]
北里大学薬学部教授。1999年東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。専門、遺伝子発現制御に関する研究
高橋勝彦[タカハシカツヒコ]
星薬科大学薬学部准教授。1991年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。博士(薬学)。専門、細胞周期制御タンパク質に着眼した疾患制御に関する研究
服部光治[ハットリミツハル]
名古屋市立大学大学院薬学研究科教授。1995年東京大学大学院薬学系研究科博士課程中退。博士(薬学)。専門、神経回路網の形成と機能に関する研究
東伸昭[アズマノブアキ]
星薬科大学薬学部教授。1991年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門、糖鎖と糖鎖切断酵素に着眼した疾患制御に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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