内容説明
わたしは、としおいたナラの木だ。はじめはドングリだった。そう、ちっちゃくてまるいやつ。枝からポロリとおっこちて、土のなかにもぐりこんだ。やがて芽を出し、木になって、何百年もたった!その間に、わたしは何を見てきたのだろう?何世紀もの時間が過ぎ去る中で、大地はかわる。木々は切り倒され、小さな村は町にかわる。汽車が走り、道路ができて、生活のスピードが早まる。このような変化の中を生き抜いて、一本の荘厳なナラの木は歴史の証言者となる。この物語は、過去がどんなであったのかや、次に何が起こるのだろうかといった変わり続ける私たちの世界への心からの叙情詩である。
著者等紹介
ギラン,シャーロット[ギラン,シャーロット] [Guillain,Charlotte]
児童向けのフィクション並びにノンフィクション作家。ジョージのすばらしい冒険シリーズは、レッドハウス・チルドレンズ・ブック賞を受賞したリー・ワイルディッシュがイラストを担当しており、CBeebies Bedtime Stories(イギリスBBCの児童向け番組)で特集された。「地面の下には、何があるの?」はイギリスリテラシーアソシエーション(UKLA)図書賞の選考候補に入り、ガーディアンにより15の現代古典の一つして選ばれた
アッシャー,サム[アッシャー,サム] [Usher,Sam]
ウォーターストーン賞やレッドハウス・チルドレンズ・ブック賞の最終候補者に選ばれ、ケイト・グリーナウェイメダルの候補者にも選ばれた。特に彼の専門的描画技術と並外れた水彩画法は高い評価を得ている
高部圭司[タカベケイジ]
京都大学農学博士。木ができる仕組みを研究してきた。1989年度に日本木材学会賞を受賞した。木材利用と森づくりを通した環境教育の普及や啓発事業も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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