出版社内容情報
鋭い感覚の鼻をもつホシバナモグラから獲物を麻痺させるデンキウナギまで、生きものたちはユニークで並外れた能力をもっている。本書でカタニア先生は自然界で最も注目すべき「キモい」生きものを面白おかしく、そして魅力的に描く。触手のあるヘビ、小さなトガリネズミ、ゾンビをつくる“宝石バチ”などの行動の背後にある謎に光を当てる。これらの動物を研究することで、生命がどのように進化してきたかについて、深い洞察が得られるだけでなく、科学的発見がいかにワクワクして冒険と楽しみに満ちたものかを本書で示している。中学生・高校生から一般まで「研究すること」に興味のある人はぜひ読んでほしい。
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2022 AAAS/Subaru 最優秀科学書賞:ヤングアダルト部門 受賞。
目次
第1章 ホシバナモグラは謎だらけ
三度目の正直/ライオン、トラ、モグラ/ルーキーの洗礼/事件は動物園で起きている/本とサラマンダーとセミナー/カリフォルニアへ
第2章 幸運は備えある者のもとを訪れる
最初のチャンス/百聞は一見にしかず/脳のなかのびっくりハウス/奇妙な動きが星をつくる/発達と進化と『ボールズ・ボールズ』/不可解に包まれた謎/もっと奇妙な秘密
第3章 スティング:詐欺師たちの美しき騙し
デジャヴ/融合する感覚/自殺する魚/最寄りの出口へとにかくダッシュ!/
怯えが死を招く/未来予測/幻の魚/生まれつきの知恵?
第4章 ダーウィンのミミズとワームグランディングの秘密
第一容疑者/早起きは...... /受振器と逃げるミミズ/モグラと杭と雨/動かぬ証拠/謎解きは終わらない
第5章 トガリネズミは小さなTレックス
共通点と多様性/逃げも隠れもできない/闘争か逃走か/脳のゴンドワナ大陸?/シンプル・イズ・ベスト/思考の糧
第6章 500ボルトの衝撃
現代技術の驚異/充電が必要/水中のテーザーガン?/巧妙な手口/木星の月/フンボルトの眉唾話/おかしいな/ゾンビの助けを借りて/パズルのピースはまだ足りない
第7章 ゾンビのつくり方
味方を集める/その後の世代/毒の注入/生ける屍/ホラー映画を撮る/ゴキブリ武道会/「一生の頼みだ,モントレゾール!」
内容説明
鋭い感覚の鼻をもつホシバナモグラに獲物を麻痺させるデンキウナギ、生きものたちはユニークで並外れた能力をもっている。本書でカタニア先生は自然界で最も注目すべき「キモい」生きものを面白おかしく、そして魅力的に描く。ヒゲミズヘビ、小さなトガリネズミ、ゾンビをつくる“宝石バチ”。かれらの行動の背後にある謎に光を当てる。これらの生きものを研究することで、生命がどう進化してきたかについて、深い洞察が得られるだけでなく、科学的発見がいかにワクワクして冒険と楽しみに満ちたものかを本書で示している。
目次
第1章 ホシバナモグラは謎だらけ
第2章 幸運は備えある者のもとを訪れる
第3章 スティング:詐欺師たちの美しき騙し
第4章 ダーウィンのミミズとワームグランディングの秘密
第5章 トガリネズミは小さなTレックス
第6章 500ボルトの衝撃
第7章 ゾンビのつくり方
著者等紹介
カタニア,ケネス[カタニア,ケネス] [Catania,Kenneth]
1965年生まれ。ヴァンダービルト大学教授。ナッシュビル在住。アメリカでは「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローを2006年に受賞している。専門は神経科学。ナショナルジオグラフィック誌や日経サイエンス誌にたびたび寄稿している
的場知之[マトバトモユキ]
翻訳家。1985年大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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