内容説明
時間は、自分にも、まわりの人にも、モスクワに住んでいる人にも、なんなら火星の岩にも、同じように流れているはずだって思うよね。ところが、時間の流れは移動する速さによって変わることに、アルベルト・アインシュタインは気がついたんだ。いまから100年以上前のことだよ。もし、光の速さで移動できたら、時間と空間にぶったまげることが起こるよ。小学校高学年から。
目次
時間ってなんだ?
時間を計る
いろんな時計
空間ってなんだ?
速さ
移動
基準系
速さの足し算
光の速さ
見えているのは過去のすがた
特殊相対性理論
時間は思っているようなものじゃない
時間のおくれ ビー玉の発射実験
時間のおくれ 光子の発射実験
光時計
未来への旅
長さがちぢむ
ミューオンの旅
速くなると重くなる
光の波に乗ったら
数式の世界
著者等紹介
はしもとこうじ[ハシモトコウジ]
橋本幸士。1973年生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科修了。理学博士。現在は大阪大学大学院理学研究科教授。専門は、理論物理学、超弦理論
さいとうのりこ[サイトウノリコ]
齋藤慎子。同志社大学文学部英文学科卒業。広告会社での海外向け宣伝印刷物の企画・制作を経て、英日・西日翻訳者。スペイン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
71
「はじめまして量子力学」のシリーズ本で、人気らしくなかなか借りられず、ようやく読むことができた。こちらも良い、素晴らしい。いや、正直私はわかったつもり層だけれども…でも、それぞれの受け止め方で指向を顕にしてくれる本だと思う。序盤の掴みはとてもわかりやすく、興味を引き付け、徐々にイメージしにくい、そういうものだと受け入れるしかない話になっていく…が、ここで書かれていることだけをそのまま受け入れずに、疑問を持つ、納得するまで考えてみる、知りたいと欲する、そんな探求心をくすぐる構成。なぜ? の先に未来がある。2021/05/15
Natsuki
53
小学校高学年から対象の科学絵本。「相対的」って何なんだ〜٩(๑´0`๑)۶というモヤモヤが少し晴れたような。とても丁寧に分かりやすい絵と文章で解説してくれている。では、何故スッキリまでいかないのか?それは読んでいる時と読み終わった時、そして読み終わってからの時間の経過と共に、だんだんとおぼろげになっていく記憶のなせるわざです。それもまたある意味「相対的」ということで(^^ゞ それにしても、アインシュタインの発想って面白い。これもまた、当たり前を疑うことから始まっているんだろうな。2021/08/09
おせきはん
33
時間と空間を説明する相対性理論に関する絵本です。わかりやすく書かれていますが、「時間のおくれ」は理解しきれなかったので別の本も読んでみます。2021/01/24
ルル
25
何度も挑戦した相対性理論本。最後まで読めました〜^^子どもたちもじっと読みます。物事への関心が芽生える一冊です(*^^*)2021/04/26
gtn
25
「はじめまして量子力学」に引き続き、小学校高学年向けの同書を手に取る。やはり分からない。しかし、何とか生活している。2021/02/23
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