内容説明
「量子力学」のきみょうな世界をのぞいてみよう!木も、石も、光も、わたしたち人間も、あらゆるものは、ものすごく小さな粒子でできている。その小さな小さな世界は、物質とエネルギーでつくられている。そして、あっとおどろくふしぎな法則に支配されているよ。小学校高学年から。
目次
アイザック・ニュートン
古典物理学でできること
プランクの量子
光のなぞ
マクスウェルと光の波
アインシュタインと光
光子
波?それとも粒子?
ラザフォードが見つけた原子の構造
原子〔ほか〕
著者等紹介
はしもとこうじ[ハシモトコウジ]
橋本幸士。1973年生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科修了。理学博士。現在は大阪大学大学院理学研究科教授。専門は、理論物理学、超弦理論
すずきまなみ[スズキマナミ]
鈴木真奈美。岡山大学文学部哲学科卒業。IT企業勤務などを経たのち、翻訳家をめざす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@猫と共に生きる
70
読み友様からのご紹介本です📚児童書とは思えない充実の内容です。かなり詳しくそして分かりやすくまとめて書いてあります。懐かしさ(センターでは物理を選択✨)も相まって凄く良かったです。2022/08/03
アナーキー靴下
67
宇宙の参考のつもりが、偶然にも「アメリカン・ブッダ」の副読本的活躍もした有能な絵本。対象年齢小学校高学年からで「量子力学」ってマジで!? と思うけれども、そういえば以前見た子供向け科学雑誌にも周期表が載っていたり、はんだ付けで工作しようみたいな話があったりと、みんな高度だなと感心したのを思い出す。この絵本は2020年時点、つまりほぼ現時点での量子の世界を案内してくれる。神話や宗教、天動説から始まり、量子力学が実在とは何か、の哲学に繋がっている、という流れが秀逸で、小説「三体」での物理学者の絶望を想像した。2021/04/24
おせきはん
27
量子力学の入門書です。高校までの物理、化学で習ったことが多く書かれていました。社会実装の事例については別の本で掘り下げます。2021/01/25
gtn
23
絵本ならと思い、手に取ったが分からない。小学校高学年向けに書かれたとのこと。これが理解できるかどうかが、将来への分かれ道だろう。2021/02/21
りらこ
23
量子力学⁉︎難しい?というイメージをある程度覆してくれる、良い意味でわかりやすい本。 特に、ダブルスリットの実験を書いたページは、最高。量子のふるまいの二重性など、普段は全く意識しないけれど、もしかしたら何かの時に判断したりする私たちの脳波の動きにも関係があるのかも?などと未知の可能性にまで様々考えてしまった。 この本に出会った子どもたちが、え?なんで?となった時に、この本を足掛かりにいろいろ思考してくれることのではないかな。2020/11/23