内容説明
スウェーデンのアーティスト、マヤ・セーヴストロムによる、どうぶつおやこのユーモアたっぷりで魅力的なイラスト集。妊娠や出産、そして育児のなかでの、奇妙だけど魅力的で面白いエピソードが満載。
目次
イルカ
コウモリ
スローロリス
アマノガワテンジクダイ
リス
ラッコ
アルプスサラマンダー
シロワニ
レア(アメリカダチョウ)
ラクダ〔ほか〕
著者等紹介
セーヴストロム,マヤ[セーヴストロム,マヤ] [S¨afstr¨om,Maja]
ストックホルムを拠点に活動するイラストレーター、作家。建築家でもある。個性的な動物のイラストや本などで国際的に知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chimako
86
イラストがとても良い。緻密でもかわいくもないけれど味があり温かく愛がある。面白い生態もさほどでもないものもあるのも良い。結構雄が孵化させたり子育てしたりする動物が多くてジェンダーフリーは太古の昔から。「子ども産むのは女性、子育てもほぼ女性」等と思っている人間は遅れてるよね。驚くのは気温で孵化するのが雄か雌か決まってしまうナイルワニや20匹も産まれるのにおっぱいが4つしかないから4匹しか育たないタスマニアデビル。卵にせっせとおしっこかけるヤドクガエルのお父さんとか、立ったままお乳をあげるミーアキャットとか。2021/09/08
anne@灯れ松明の火
28
#NetGalleyJPで一部先読みし、全部読みたいと思っていた。スウェーデンのアーティスト Maja Säfströmさんの動物の赤ちゃんたちのユーモアたっぷりで魅力的なイラスト集。とてもオシャレな絵! グッズも素敵でうっとり♪ さまざまな動物の妊娠や出産、育児の意外なエピソードが満載。図書館では、絵本コーナーでなく、自然分野に分類され、あまり気づかれない様子で、ひっそりと棚に並んでいた。ちょっともったいない。 2021/02/28
りらこ
25
飄々とした表情。どうぶつのおやこは、私たちヒトの親子とどう違うのか?という根本的な興味から開いてみると、驚くような関係に満ち溢れているのだ。 毒が身体から出るスローロリス。え?子どもにもそれを?舐めたらどうするの?とか。 くまさんくまさんなるほどねー。ライオンとはそこがちがうのね、と母親が自分の子どもを守るための苦肉の策に頷かざるを得ないとか。 親子の姿を通して、彼らが生きていくために何を選択しているのか、がわかる。2021/02/02
宇宙猫
19
★★★★ 大事に育てる動物もいれば、生まれた時から独り立ちというシビアな動物もいて千差万別。育て方もいろいろで面白い。それに絵が可愛い。2021/09/17
ごへいもち
16
訳もいいのかもしれないけれど、とても上品で楽しい本でした。読友さんご紹介本。2023/07/23