内容説明
生物の大量絶滅は、宇宙のダークマターが起こしている!「銀河のメリーゴーラウンド説」の提唱者が、地球科学と宇宙物理学を統合する、エキサイティングな仮説。次回の天変地異が地球に迫っている!?
目次
天変地異説vs漸進主義説
ライエルの法則
アルバレスの仮説
大量絶滅
キルカーブとストレンジラブ・オーシャン
自然選択と天変地異説―チャールズ・ダーウィンvsパトリック・マシュー
衝突と大量絶滅―時期は一致しているか
大量死―ペルム紀末期の大量絶滅
壊滅的な火山噴火と大量絶滅
大昔の氷河堆積物か、それとも天体衝突による堆積物か〔ほか〕
著者等紹介
ランピーノ,マイケル・R.[ランピーノ,マイケルR.] [Rampino,Michael R.]
ニューヨーク大学生物学教授で、研究分野は地球史、進化、大量絶滅、火山学。NASAのコンサルタントを務める
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かさご
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チャールズ・ライエル卿(1797-1875)は、地質学においては、変化は長い時間をかけてごくゆっくりと進行することを基本原則に据えるべきとした。この天変地異説を否定した考えは150年にわたり地質学の基本概念となり、ダーウィンの進化論にも影響を与えた。 しかし6600万年前の恐竜の大量絶滅は小惑星か彗星が地球に衝突した影響とされている。 本書では、大量絶滅が一定の周期で繰り返されていることに着目。 太陽が銀河面を縦断する周期が3000-3500万年。キーワードはダークマター。2021/04/29