海について、あるいは巨大サメを追った一年―ニシオンデンザメに魅せられて

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海について、あるいは巨大サメを追った一年―ニシオンデンザメに魅せられて

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759819717
  • NDC分類 487.54
  • Cコード C1098

出版社内容情報

ノルウェー北部に位置するロフォーテン諸島周辺の深海には,ニシオンデンザメという巨大ザメが生息する.体長は最大7メートル,体重は1トンに及ぶ.寄生動物に覆われた目は緑色に光り,筋肉には毒が含まれる.400年以上も生き続けるともいわれ,世界一のろいサメとしても知られているが,その生態は多くの謎に包まれている.本書は,この神秘のサメに魅せられた二人の男が,小さなゴム製ボートに乗り込み,サメ用の釣り針,350メートルの釣り糸,6メートルの鎖を使用して捕獲に挑んだ1年間の記録だ.その物語はサメの捕獲にとどまらず,海洋生物,天文,環境問題,詩,文学,神話,歴史,北欧の地誌など,人と海,人と環境をめぐる話題へと縱?に発展する.生命の素晴らしさ,自然の美しさと厳しさなどを活写した,珠玉のノンフィクション.世界20か国で出版が決まった話題作.【2015年ノルウェー・ブラギ賞ノンフィクション部門受賞】

モルテン・ストロークスネス[モルテン ストロークスネス]
著・文・その他

岩崎 晋也[イワサキ シンヤ]
翻訳

内容説明

ノルウェー北部に位置するロフォーテン諸島周辺の深海には、ニシオンデンザメという巨大サメが生息する。本書は、この神秘のサメに魅せられた二人の男が、小さなゴム製ボートに乗り込み、サメ用の釣り針、350メートルの釣り糸、6メートルの鎖を使用して捕獲に挑んだ1年間の記録だ。その物語はサメの捕獲にとどまらず、海洋生物、天文、環境問題、詩、文学、神話、歴史、北欧の地誌など、人と海、人と環境をめぐる話題へと縦横に発展する。生命の素晴らしさ、自然の美しさと厳しさなどを活写した、珠玉のノンフィクション。2015年ノルウェー・ブラーゲ賞ノンフィクション部門受賞作。

目次




著者等紹介

ストロークスネス,モルテン[ストロークスネス,モルテン] [Stroksnes,Morten]
ノルウェーの歴史家、ジャーナリスト、写真家、作家。ルポルタージュ、エッセイ、伝記、コラムなどを、ノルウェーのほとんどの主要紙や雑誌に発表している。これまでにルポルタージュ文学の著作が4冊あるほか、さまざまな作品に携わり、高い評価を得ている

岩崎晋也[イワサキシンヤ]
書店員などを経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

86
ニシオンデンザメという300年から400年くらい生きるサメが冷たく深い海に住んでいる。この本はそのサメを釣ろうと知人の男性と一緒に海に出る物語。普通の釣り紀行かと読んでみるとこれがとても滋味あふれる深い話。海やサメのことに限らず、地元の漁師のこと、伝説や空のこと他を静かに語る。ノルウェーの作家の本で馴染みは少ないが翻訳がとてもよくて読みやすかった。この既設こういう本は暖かく静かな場所でコーヒーを呑みながら読みたかった。私にはそういう環境がないのが残念だ。おすすめの一冊。図書館本。2019/02/04

こばまり

60
「海は人間を必要としていない」の一文にグッとくる。多彩な引用が見事で、合間にポーやランボーを手に取った。深海から宇宙まで、太古から未来まで、思いは果てしなく漂い、地球環境についてもしみじみと考えさせられた。静かな本だが読み手の心を忙しくする好著。2018/12/16

booklight

43
300m以上の深海で400年以上も生きる巨大深海ザメを釣るために、ノルウェーのフィヨルドで1年間釣り糸を垂らした記録、というより、謎のニシオンデンザメを肴にノルウェーの海を語りつくす。参考文献は100冊以上。過去から現在の魚・海にまつわる歴史から、地理・気象・釣りについての積み重なった引用が湧き出てくる。過去と世界の縦軸横軸を重層的に見ることで、こんなにも素晴らしく今の世界をみることができるのかと思う。うらやましい。スノッブな引用と今の感情を行き来する文体、そしてラストはどうだろう。2019/09/21

とよぽん

33
これはサメを捕る物語ではなく、タイトルの前半「海について」が全てだと思った。確かに、2人の男がニシオンデンザメを追って夏、秋、冬、そして春へと季節を移していくのだが・・・。作者が伝えたいのは、海洋生物の不思議を含めた「海」という世界の測り知れない素晴らしさではないだろうか。北欧の地誌、歴史、経済、宗教、神話、天文、環境問題など、学際的な叙述が豊富に散りばめられているのも、この作品の魅力だと思う。このような素晴らしい本に出会うことができたのも、読メのおかげだ。自分からは手にすることはなかっただろう。2019/03/25

春ドーナツ

18
「WEB本の雑誌」で本書を発見した(「読書メーター」と共に貴重な情報源)。ノルウェーの本は珍しい。食指が動く。深海で暮らす主役は全長7m、体重は1100kg。姥鮫、甚兵衛鮫>西隠田鮫>頬白鮫 寿命は400~500年に達するという。ちなみに。日本史を紐解くと、1518年に『閑吟集』が完成して、1618年には英国が平戸に商館をおき、通商を始めたそうだ。ふむ。「海底で眠る海豹を襲う」「血液に致死性の毒が含まれている」読めば読むほど「想像を絶する」とつぶやきつつ魅了される。この鮫と出会えたら人生観が変わると思う。2018/11/13

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