出版社内容情報
本書は,「生命現象を定量的に理解するには」という命題について,近年とくに発展が目覚ましい解析手法(イメージング・画像解析・データ解析)に主眼をあて,それらの具体的な方法と成果について統合的に学び理解できるよう構成されている.個別の生命現象ごとに章が設けられているので,まずは自身の研究テーマに近い現象を扱う章を読んでみてほしい.その分野で主流となりつつある解析手法と研究の流れをつかむことができるだろう.そのあとはぜひ通読して,生命現象の解析に迫る新分野の潮流を感じよう.巻末には,数学的知識をまとめた補遺を掲載.
序章 定量生物学への招待
1.一細胞系(遺伝子発現/細胞内シグナル伝達/細胞運動と極性形成/細胞分裂/細胞成長・増殖)
2.多細胞生物系(細胞の走化性/組織の力場/組織変形/個体行動/多細胞システム)
3.マクロ系(進化実験/かたち・模様・パターン/野外トランスクリプトーム)
4.定量生物学と技術(次世代DNAシーケンス/合成生物学)
補遺:本書における数学的基礎
小林 徹也[コバヤシ テツヤ]
編集
目次
定量生物学への招待
1 1細胞系(遺伝子発現の定量生物学;細胞内シグナル伝達の定量生物学 ほか)
2 多細胞生物系(組織の力・応力の定量生物学;組織変形の定量生物学 ほか)
3 マクロ系(進化実験の定量生物学;かたち・模様・パターンの定量生物学 ほか)
4 定量生物学と技術(DNAシーケンスと定量生物学;合成生物学と定量生物学)
補遺 本書における数学的基礎
著者等紹介
小林徹也[コバヤシテツヤ]
1977年東京都生まれ。2000年東京大学卒業。2005年東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。2008年東京大学生産技術研究所講師。2009年、2015年科学技術振興機構さきがけ研究者(兼任)。現在、東京大学生産技術研究所准教授。博士(理学)。おもな研究テーマは、「定量生物学」。特に生命システムの普遍的性質を物理法則や情報処理と関連して理解することを目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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