出版社内容情報
数十年に一度という極端な豪雨は,なぜ頻発するようになったのか.本書ではまず,直近10年の豪雨災害を振り返り,その発生状況を整理する.そのうえで,気象のメカニズムをやさしく説き起こし,豪雨をもたらす要因,線状降水帯や台風と豪雨の関係などまでを解説.また,しばしば豪雨との関係がささやかれる地球温暖化の現状に加え,豪雨に対する地球温暖化の影響を評価する,イベント・アトリビューションによる最新研究を紹介する.気象情報を上手に活用すれば備えができる豪雨.その付き合い方がわかる1冊.
内容説明
数十年に一度という極端な豪雨は、なぜ頻発するようになったのか。本書ではまず、直近10年の豪雨災害を振り返り、その発生状況を整理する。そのうえで、気象のメカニズムをやさしく説き起こし、豪雨をもたらす要因、線状降水帯や台風と豪雨の関係などまでを解説。また、しばしば豪雨との関係がささやかれる地球温暖化の現状に加え、豪雨への影響を評価する、イベント・アトリビューションによる最新研究を紹介する。気象情報を上手に活用し、豪雨にどう備えればよいかがわかる1冊。
目次
第1章 21世紀はじめに発生した豪雨を振り返る(気象庁が命名する豪雨;九州から東北まで広がった「令和2年7月豪雨」 ほか)
第2章 豪雨はなぜ発生するのか?(雨のもとになる水蒸気;水蒸気が水や氷になるためには ほか)
第3章 豪雨をとらえる(雨の状況を把握する―アメダスと気象レーダー;雨量計の観測と気象レーダーの融合―解析雨量 ほか)
第4章 進む地球温暖化(似ているようで異なる気候と気象;地球温暖化とは ほか)
第5章 近年の豪雨は地球温暖化のせいなのか?(異常気象とは;イベント・アトリビューション ほか)
著者等紹介
川瀬宏明[カワセヒロアキ]
1980年生まれ。2007年、筑波大学大学院生命環境科学研究科地球環境科学専攻修了。海洋研究開発機構、国立環境研究所などを経て、現在、気象庁気象研究所応用気象研究部主任研究官。博士(理学)。気象予報士。専門は気象学・気候学、雪氷学。2019年度日本雪氷学会平田賞、2020年度日本気象学会正野賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
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