出版社内容情報
技術者OBが長年の経験と研究成果を結集して編んだ,定評ある教科書の最新改訂版.2011年の福島原発事故を技術者はどう受け止めればいいのかを自問しながら全体の記述を見直すとともに,最新の事例やデータを収録して内容を充実させた.これからの科学技術を担う若者が,心得ておくべきことを知り,意見を交わし合いながら,実践的な技術者倫理を学ぶことができる.
<?T部> 総論 工学倫理を考える
1.工学倫理をはじめるにあたって
2.技術者倫理と技術倫理
3.技術者と倫理
4.専門職と組織人の倫理
5.倫理問題への対応
6.製造物責任と技術者
7.実践的技術者倫理のすすめ
8.事例から学ぶ
<?U部> 各論 技術者の知恵と戦いから学ぶ
1.安全と工学倫理
2.リスクの評価と工学倫理
3.環境・資源問題と工学倫理
4.技術者と法規
5.知的財産権と工学倫理
<付録>
全米専門技術者倫理規定(日本語訳)/工学倫理用語集/ほか
【著者紹介】
立命館大学理工学部客員教授
内容説明
技術が進歩すればするほど、技術者に対する信頼が必要となる。技術者は専門職として、どんな倫理をもたねばならないのか。それはほかの専門職の倫理とは違うのか?「技術者は公衆の安全・健康・福利を最優先しなければならない」という理念にもとづいて指針を示したテキストを、原発事故や製造物責任などの最新事例をふまえて改訂!
目次
1部 総論 工学倫理を考える(工学倫理をはじめるにあたって;技術者倫理と技術倫理;技術者と倫理;専門職と組織人の倫理;倫理問題への対応;製造物責任と技術者;実践的技術者倫理のすすめ;事例から学ぶ)
2部 各論 技術者の知恵と戦いから学ぶ(安全と工学倫理;リスクの評価と工学倫理;環境・資源問題と工学倫理;技術者と法規;知的財産権と工学倫理)
著者等紹介
中村収三[ナカムラシュウゾウ]
1937年京都市生まれ。1960年京都大学工学部燃料化学科卒。1962年ブリティッシュ・コロンビア大学大学院修士課程修了。1964年シカゴ大学大学院博士課程修了Ph.D.職歴:ベル・テレフォン研究所、住友化学工業(株)、ジョンソン(株)勤務の後、1996~2001年大阪大学教授、2001~2009年立命館大学客員教授。専門は比較技術工業論、工学倫理、触媒化学、電子材料、電子デバイス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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