脳がつくる倫理―科学と哲学から道徳の起源にせまる

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脳がつくる倫理―科学と哲学から道徳の起源にせまる

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  • サイズ B6判/ページ数 296,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759815559
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C1010

出版社内容情報

道徳は何に由来するのか.良心?宗教?あるいは脳内の化学物質か? 心の哲学のパイオニアである著者が,脳科学の最新の成果を踏まえ,道徳の生物的起源を明らかにする.人間はまず自らを気遣い,愛着によって子供を気遣い,連れ合い,近親者,他人へと気遣いを広げ,人間一般での信頼が形成される.この気遣い,愛着,信頼を生み,制御しているのが神経伝達物質のオキシトシンであり,著者はここに道徳の基盤を見る.今や哲学は限りなく科学に接近している.

第1章 序論
第2章 脳に基盤をもつ価値
第3章 気遣いと世話
第4章 協力することと信頼すること
第5章 ネットワーキング??遺伝子,脳,行動
第6章 社会生活のためのスキル
第7章 規則としてではなく
第8章 宗教と道徳

【著者紹介】
Patricia S. Churchland

内容説明

われわれの道徳観は何に由来するのか?良心、宗教、それとも脳内ホルモンか?脳科学や進化生物学の最新の成果を取り入れ、心の哲学のパイオニアが人間の本性に大胆に切り込む。

目次

第1章 序論
第2章 脳に基盤をもつ価値
第3章 気遣いと世話
第4章 協力することと信頼すること
第5章 ネットワーキング―遺伝子、脳、行動
第6章 社会生活のためのスキル
第7章 規則としてではなく
第8章 宗教と道徳

著者等紹介

チャーチランド,パトリシア・S.[チャーチランド,パトリシアS.] [Churchland,Patricia S.]
カリフォルニア大学サンディエゴ校哲学名誉教授、ソーク研究所非常勤教授。著書にBrain‐Wise(邦訳『ブレインワイズ脳に映る哲学』)、Neurophilosophyがある

信原幸弘[ノブハラユキヒロ]
1954年生まれ。1983年、東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論専攻博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は心の哲学

樫則章[カタギノリアキ]
1956年生まれ。1987年、大阪大学大学院文学研究科哲学・哲学史専攻博士課程単位取得退学。現在、大阪歯科大学歯学部教授。専門は倫理学

植原亮[ウエハラリョウ]
1978年生まれ。2008年、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。現在、関西大学総合情報学部准教授。専門は哲学・脳神経倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

27
主観に基づいた書籍だ、と感じた。示唆されるものや科学と哲学の融合、といったアプローチは興味深いが、では「モラリティ」はどこから生まれてくるのか、という部分への説得力は自分には感じられなかった。脳だけでなく、なにか根源的なものがある気がする…。でも、興味のある分野なので、もっと色々読んでみたい。2019/03/19

GASHOW

10
進化の過程で人の脳に道徳が生まれた。じゃあその証拠を見せてみろと言われたとしたらオキシトシンのホルモンが証拠となることをこの本は教えてくれる。ただ、生来のものと社会環境によるものがあることが道徳の難しいところだ。実に面白いテーマで深い内容だった。2016/10/11

Yoshi

4
あまり、脳の話と倫理の話とのつながりが明確ではなかった。脳の話は、オキシトシンの話や、ミラーニューロンの話を紹介している。 道徳の普遍性を否定する議論をし、神など持ち出す必要はなく、道徳は社会的に構成されたものだと考える。 道徳哲学に関しては、それこそヒュームを読めばいいし、神経科学はこういった議論にほとんど貢献できていないという印象を持った。2023/10/24

ソーシャ

3
心の哲学で有名な著者が、脳神経科学や進化生物学、倫理学など様々な分野の知見を元に人間の道徳性の起源やあるべき道徳理論について論じた本。「事実から当為は導けないのではないか」というヒュームの法則についての話から始まり、ヒュームの道徳理論についての話で終わると言った感じの構成で、ヒュームの哲学を現在の科学的な知見によって再構成していくといった感じの内容です。ただ、ある程度の予備知識がないとイメージしにくいのではないかという事項も結構ありますね。(回りくどさを感じる人もいるかも)2015/04/23

デビっちん

2
人間は本性上、まずは自分自身を気遣い、自分に近い子供、連れ合い、親近者、さらには他人までに気遣いを拡張する。他人に拡張された気遣いは「信頼」。気遣いや愛着、信頼を生じさせているのは、主としてオキシトシンという神経物質。オキシトシンによって制御される気遣いや、愛着、信頼のうちにこそ道徳の基礎があると著者は主張している。著者は消去的唯物論の立場であるが、道徳の消去的立場は控えめで、自然化がいかにして可能であるかを説明している。脳や遺伝子の観点から私たちの本性は何を意味するのか?道徳は難しい。2014/08/18

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