出版社内容情報
電気を流す有機物の物理と化学を理解する決定版
日進月歩といえる“電気を流す有機物の物理と化学”について,その基礎を理解するための決定版入門書.物理とは本格的に取り組むことなく,新物質の性質の解明や,新物質の開発に必要な知識を得ることを目標にした.
1.分子の量子化学(量子力学の原理/エネルギーの換算/波動の関係式/他)
2.固体の量子化学(強結合近似/自由電子/フェルミ分布/他)
3.輸送現象(エネルギーバンドと輸送現象/金属の光応答/半導体/他)
4.磁性(遷移金属化合物の分子軌道/反磁性/常磁性/他)
5.電子相関(クーロン相互作用を考慮した分子軌道法/分子軌道法における電子相関/生成・消滅演算子/他)
6.超伝導(完全反磁性/エネルギーギャップ/ギンツブルク・ランダウ展開/他)
7.電荷移動錯体(有機伝導体の条件/電荷移動錯体/他)
8.有機半導体(光伝導を利用した電子写真とTOF法/空間電荷制限電流/キャリアの緩和時間/他)
目次
第1章 分子の量子化学
第2章 固体の量子化学
第3章 輸送現象
第4章 磁性
第5章 電子相関
第6章 超伝導
第7章 電荷移動錯体
第8章 有機半導体
著者等紹介
森健彦[モリタケヒコ]
1957年名古屋生まれ。1980年東京大学理学部化学科卒業、1982年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。1984年岡崎国立共同研究機構分子科学研究所助手、1994年東京工業大学助教授を経て、東京工業大学大学院教授、理学博士。専門は物性物理化学、有機伝導体(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 殿さま忍者 風魔大決戦! コスミック時…