出版社内容情報
これまで化学は,解析と合成を両輪とし理論・実験を行き来しつつ発展し,さまざまな物質を提供してきた.しかし近年,解析と合成に加えて情報という三つの視点で駆動する手法が注目を集め,化学を大きく変えようとしている.この新しい手法の革新性は,化学の研究力,化学産業の生産力に大きな変革をもたらすものと期待される.解析・合成の両輪の融合,化学とプロセスとの連動に向けた最新の研究事例を,広い分野のAI利用化学研究者が紹介.
目次
1 基礎概念と研究現場(フロントランナーに聞く(座談会)
基礎概念:化学における情報・AIの基礎
化学におけるデータベースと期待)
2 研究最前線(合成;情報技術の応用のための基盤技術研究;生命科学および創薬への利用 ほか)
3 役に立つ情報・データ(この分野を発展させた革新論文32;覚えておきたい関連最重要用語;知っておくと便利!関連情報)