出版社内容情報
キラリティにかかわる研究は,多方面にわたって広がりを見せ,不斉の発生や起源に遡る研究やキラリティを検知する分析装置の開発,創薬と密接に関係する不斉合成,光学分割など,基礎研究から機能開発,応用展開まで多種多様に繰り広げられている.本書では,キラリティに関する最先端の研究とその動向を中心に紹介.
第?T部 基礎概念と研究現場(1章 キラル研究の第一人者に聞く 岡本佳男教授/2章 キラリティの発現と分析・解析/キラル化合物の入手と活用/医薬学におけるキラリティとキラル化合物/3章 キラル研究の現状と未来/4章 学会・シンポジウム・研究会の紹介)
第?U部 研究最前線(1章 X線およびNMRによるキラル計測/2章 CD,VCD,磁気円二色性によるキラル計測/3章 有機結晶に潜む超分子キラリティ;三軸非対称2回らせんの束集合/4章 キラル超分子最前線1(超分子キラリティ)/5章 トポロジカルキラリティー/6章 アキラル・バナナ型分子によるキラル液晶の自発的創生/7章 不斉液晶反応場を用いたらせん状共役ポリマーの創出/8章 合成らせん高分子/9章 らせん高分子と不斉の起源/10章 らせん高分子不斉触媒/
12章 イオン性キラル触媒~新しい分子設計へのこだわり~/ 13章 晶析法による光学分割の進歩:革新的非平衡複雑系自然光学分割現象の発見と展望/14章 HPLC,SFCによるキラル分離最前線―キラル分析と分取/15章 不斉自己増殖とホモキラリティーの起源/16章 無機物へのキラル転写/17章 キラル光化学の最前線/18章 キラリティと物理最前線(キラリティと物理)/トピックス:サリドマイドの悲劇?その後の研究)
第?V部 役に立つ情報・データベース(この分野を発展させた革新論文/覚えておきたい関連最重要用語/関連有用情報/他)
目次
1 基礎概念と研究現場(キラル研究の第一人者に聞く 岡本佳男教授;キラル化合物 光学活性化合物の入手法と活用;生体とキラリティ 医薬学におけるキラリティとキラル化合物 ほか)
2 研究最前線(X線とNMRによる絶対配置の決定;赤外円二色性スペクトルによる絶対配置の決定;有機結晶に潜む超分子キラリティ―3軸非対称2回らせん束集合 ほか)
3 役に立つ情報・データ(この分野を発展させた束新論文40;覚えておきたい関連最重要用語;知っておくと便利!関連情報)