出版社内容情報
1.左右脳研究とは何なのか?
2.離断脳手術
3.離断脳研究前夜
4.左右差確認の時代
5.左右差の検証から左右脳交互作用の検討へ
6.忘れられた機能的離断脳研究
7.左右脳研究の展開
8.認知革命と左右脳研究
9.聴覚の左右脳差
10.これからの左右脳研究を考える
終.左右脳神話はなぜ生まれるか
内容説明
虚実入り交じる左脳と右脳をめぐる言説。「右脳を活性化すれば創造力が伸びる」「音の感じ方は日本人と西洋人で違う」など、しぶとく生き延び、「神話」になったものもある。本書では、長きにわたり左右脳研究の第一線で活躍してきた著者が、研究の歴史的な流れを解説し、神話が生まれた要因や科学的に明らかとなっている事柄を解説する。脳の話にとどまらず、科学錯誤情報を生み出さないために必要なことを考える。
目次
第1章 左右脳研究とは何なのか?
第2章 離断脳研究の源流―脳梁を離断したヒト
第3章 離断脳研究前夜―両眼間転移の意味するもの
第4章 左右差確認の時代
第5章 左右差の検証から左右脳交互作用の検討へ
第6章 忘れられた機能的離断脳研究―左右脳の共働を探る
第7章 左右脳研究の展開―発達と左右脳差
第8章 左右脳研究の新展開―認知革命の影響
第9章 聴覚の左右脳差―「角田テスト」と「日本人の脳」
第10章 これからの左右脳研究を考える
終章 左右脳神話はなぜ生まれるか
著者等紹介
八田武志[ハッタタケシ]
1945年滋賀県生まれ。68年大阪市立大学文学部心理学科卒業。大阪教育大学心理学教室教授、名古屋大学大学院環境学研究科心理学講座教授などを経て、名古屋大学名誉教授、現在、関西福祉科学大学副学長。文学博士。専門は神経心理学。ラテラリティ研究に始まった脳研究の対象は、最近では中高年の記憶、注意、言語などの認知機能の発達様相の検討へと進んでおり、高齢期に認知機能をリザーブするための処方箋を書きたいと考えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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