内容説明
世の中、確率のからむ現象はたくさんある。宝くじの当選、会社の成功、野球の連勝、株の値上がり…でも確率の計算は面倒くさい。しかし確率計算には、たいへんなご利益があったのだ。思い込みや先入観の罠から解き放ち、面白くて役に立つ確率の世界へといざなう。
目次
第1章 宝くじは買うべきか?
第2章 競馬に賭けるロマン
第3章 冠婚葬祭は重なるもの?
第4章 確率がからむ誤解と先入観
第5章 優等生社長が成功する確率
第6章 甲子園出場と確率―どの地区大会が有利か?
第7章 サイコロ賭博師メレの成功と没落
第8章 丁か半か―ゼロの発見
第9章 神は存在するのか?―パスカルの賭け
第10章 株の買いどきはいつ?
著者等紹介
岸野正剛[キシノセイゴウ]
1938年、岡山県生まれ。62年大阪大学工学部卒業後、87年まで日立製作所中央研究所勤務。72年、工学博士。87年から2004年まで姫路工業大学電子工学科教授。福井工業大学工学部電気電子工学科教授、姫路工業大学名誉教授。半導体結晶の電子構造が半導体デバイスに及ぼす影響を中心に研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
獺祭魚の食客@鯨鯢
52
宝くじの一等の当たる確率は百万分の一。法律で定められており、高額にするには一枚の値段を上げるか、前後賞を付けてかさ増しするしかない。 七億円を目当てに買う人が何人いるだろう。夢を買うといううたい文句に乗るのは年末ジャンボの時だけ。 本当に当たると思うなら給付金を全部つぎ込む人が続出するはず。 うがい薬を定価の何倍もの値段で買う人間は買っているかもしれない。
本読みじいさん
18
確率の勉強になりますな〜難しいことは分からないが宝くじは買いますよ。2012/07/09
烟々羅
14
何故買うか、というより「ひとは確率計算についてよく間違える」ですね。中高生向かな。 ここ数年で、期待値があきらかなマイナスでも一定数のひとが宝くじを買い保険をかける。コスト = 当選確率 = 賞金の関係がどう提示されるとどれくらいの人が買ってくれるのか、なぜそのようにひとは動くのかといった話題は身近になったけれど、そちらのはなしはありません。単純に基本・前提となる確率と期待値の話題2014/04/28
m!wa
4
これ書いてる人数学大好きだなって思います。さておき、宝くじに当たりたい私。知っていたけど期待値低っ。けど買う、確率的にはめちゃくちゃ低いけど買う。これしか、ないんだって思って買う。頭悪い判断だけど買うってのが現状です。この期待値の低さだと、1枚買うのが一番損しない買い方ってそりゃそうだ(笑)2025/08/22
車輪
2
宝くじから始めて株で終える本なので、確率に興味薄くてお金に関心強い人向きの本なのかな。個人的には大変動をどう説明してるんだろと読んでみましたが、文章とグラフの対応がよく分かりませんでした。原理や理論の説明よりもウンチクを充実させたい意図があるのかもね。2014/02/15
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