出版社内容情報
現代医薬のルーツである天然薬物を,その歴史と現状,さらに漢方処方まで,ポイントを押さえて平易に解説.
【Part I:薬になる動植物,鉱物】
1章 生薬(1.1 生薬の分類と特徴/1.2 生薬の歴史/1.3 生薬の生産と流通)
2章 薬用動植鉱物(2.1 薬用植物の形態/2.2 薬用植物の識別/2.3 薬用植物と生薬/2.4 薬用動鉱物と生薬)
3章 生薬成分の構造と生合成(3.1 生合成経路/3.2 テルペノイド/3.3 強心配糖体/3.4 アルカロイド/3.5 フェニルプロパノイド/3.6 ポリケチド,フラボノイド/3.7 フラボノイド)
4章 生薬の利用(4.1 生薬の医薬品としての利用/4.2 食品および食品添加物としての利用/4.3 生薬の農薬としての利用/4.4 生薬の香粧品としての利用)
5章 生薬の同定と品質評価(5.1 生薬総則と生薬試験法/5.2 生薬の鑑別/5.3 確認試験法/5.4 純度試験/5.5 生薬の同定と品質評価法)
【Part II:薬の宝庫としての天然物 】
6章 天然医薬品(6.1 天然医薬品とリード化合物/6.2 シーズの開拓/6.3 天然医薬品資源)
7章 天然有機化合物の研究法(7.1 抽出と分離精製/7.2 構造決定法)
8章 微生物由来の医薬品(8.1 微生物が生みだす医薬品(抗生物質)/8.2 抗生物質の生産/8.3 微生物の利用)
【Part III:現代医療のなかの生薬・漢方薬】
9章 漢方医薬学(9.1 漢方医薬学の特徴/9.2 漢方薬と民間薬/9.3 漢方治療の特徴/9.4 漢方処方の解析/9.5 漢方エキス製剤)
10章 漢方処方の応用(10.1 代表的な疾患に対する漢方薬/10.2 漢方薬の副作用と注意事項)
目次
1 薬になる動植物・鉱物(生薬とは何か;薬用動植物・鉱物;生薬成分の構造と生合成;生薬の利用;生薬の同定と品質評価)
2 薬の宝庫としての天然物(天然医薬品;天然有機化合物の研究法;微生物由来の医薬品)
3 現代医療のなかの生薬・漢方薬(漢方医薬学;漢方処方の応用)
著者等紹介
吉川雅之[ヨシカワマサユキ]
1947年兵庫県生まれ。1976年大阪大学大学院薬学研究科博士課程修了。現在、京都薬科大学教授。専門は生薬学・天然物化学。薬学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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