内容説明
光を求めて環境を敏感に感じとり柔軟に応答する植物たち。その生命力の秘密をさぐる。
目次
１章 環境に応答する植物たち
２章 赤い光を感じる―長谷あきらさんに聞く
３章 青い光を感じる―和田正三さんに聞く
４章 気孔の秘密―島崎研一郎さんに聞く
５章 寒さをしのぐ知恵―和田元さんに聞く
６章 重力の下で生きる―高橋秀幸さんに聞く
７章 土の中にある大事なもの―間藤徹さんに聞く
８章 香りにこめたメッセージ―高林純示さんに聞く
感想・レビュー
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植物は世界の始まりから今日まで続いている生物。それは過酷な環境の変化にも耐えられる「柔軟性」があったから。動物と違って、中枢神経がない分感覚という概念はないかもしれないが、 すべての細胞で世界のすべてを感じている。明るさも寒さも香りも、もしかしたら味だって感じているかもしれない。感情という制御なしに世界を観ているからこそ、迅速にそして残酷に身を切るような変化を自身に課すことができるのだろうか。2016/02/12
