学生・研究者のための使える！ＰｏｗｅｒＰｏｉｎｔスライドデザイン―伝わるプレゼン １つの原理と３つの技術

宮野 公樹【著】

化学同人（2009/04発売）

• サイズ B5判／ページ数 140p／高さ 26cm
• 商品コード 9784759811759
• NDC分類 007.63
• Cコード C3055

出版社内容情報

実例を修正しながらスライド作成の極意を伝授。必要なのは「１つの原理と３つの技術」だけ！

内容説明

「伝えるためのツール」が身につく最強の１冊！スライド作成に必要なのは１つの原理と３つの技術だけ―コントラスト、グルーピング、イラストレーション。赤ペン先生方式で、実際にスライドを修正していくプロセスから学べる。Ｑ＆Ａ方式で、誰もが抱くプレゼンに関する疑問にズバリ答える。

目次

第１部　プレゼンとは？（言うまでもないプレゼンの重要性；よいプレゼンで研究が好循環に！　ほか）
第２部　１つの原理と３つの技術（たった１つの原理原則；３つの技術　ほか）
第３部　スライド修正ライブ！！（背景・目的のスライド；方法説明のスライド　ほか）
第４部　プレゼン全般に関するＱ＆Ａ（スライドのデザインに関しての質問；プレゼンテーションに関しての質問　ほか）

著者等紹介

宮野公樹［ミヤノナオキ］
京都大学工学研究科科学技術振興講師。９６年立命館大学理工学部機械工学科卒業後、０１年同大学大学院博士後期課程を修了。大学院在籍中カナダＭｃＭａｓｔｅｒ大学に訪問研究生として滞在。のち、立命館大学理工学部研究員、九州大学応用力学研究所助手を経て２００５年より現職。博士（工学）。受賞歴：１９９７年南部陽一郎研究奨励賞、２０００年カナダ金属物理学会ベストポスター賞、２００１年日本金属学会論文賞、２００８年日本金属学会若手論文賞、ほか多数。専門分野は金属組織学、医療用マイクロデバイス（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Schuhschnabel]

修士論文の口頭試問対策のため購読する。これまでの研究室内での報告で「質問もコメントも出ない」事態を発生させた前科をもつ自分としては、研究意義の伝達不足・非論理的な発表構造・説明の不足の３つすべてに心当たりがあり猛省した。とはいえ、自分の研究を背景も含めて全部論理的に伝えようとしたら30分あっても足りないくらいなので、背景・目的の部分以外は多少の疑問符を生じさせるのもやむを得ないと割り切った方がいいような気もする。

2022/12/23

[キリル]

基本となる3つの技術はシンプルで分かりやすいですし、実際のスライドの修正を通してどのように活用していけばよいか学ぶことができ分かりやすかったです。この手の本では、スライドの修正のbefore/afterがあってもそれに至る過程がないものもありますが、その過程もしっかり解説してくれている本書はなぜそうするのかがとても分かりやすいと思います。聴衆に「伝わる」スライドにするためには凝ったことは必要ないというのは大変参考になりました。

2017/03/20

[リハヒロ]

スライドデザインの本。一枚のスライドにかける思いと情熱。否定的な意見もあるけれど、見に来てくださった方の貴重な時間をいただいているわけですので、いつもスライドデザインには全力を尽くします。

2018/07/02

[yori]

★★★★★　「学会ポスターのデザイン術」が良かったので、こちらも購入。レベルが高いので真似できるか分かりませんが、勉強になりました。ブルーバックス版の方が入門編としては良さそう。

2014/11/20

[たっこ。]

理系向けかな。ダメなスライドを４段階程度に分けて直していく過程がたっくさん出ているから，自分の仕事に適用・応用できそうなところがあったけれど，そもそもダメなスライドのメッセージ内容が私にはちんぷんかんぷんな場合があって（笑），そんなときは，よいスライドも，見た目以上にはどこがよくなったのか分からないという弱点が。とにかく，パワポ，スライドの本は，学生・研究向けのものが少なくて，教師用のスライド本も必然的に少ないのは何とかしてもらいたいのだ！

2015/04/20