出版社内容情報
最低限の科学知識でも、研究や安全性確保のための情報を知ることが出来る。
内容説明
待ったなし、世界の危機は日本の危機。食料自給率40%の日本は何ができるか。植物バイオ研究の真摯な取組みを紹介。
目次
プロローグ 等身大の遺伝子組換え作物
1章 もっと増やせる植物の生産力
2章 畑でつくるサプリメント
3章 農薬を使わずに害虫をコントロール
4章 雑草から作物を守れ!
5章 ハワイのパパイヤを救え!
6章 ご飯を食べてスギ花粉症を治す
7章 青いバラ―日本の植物バイオの旗手
8章 天然に遺伝子組換え植物をつくる細菌がいた
9章 有害金属を除く植物のスーパー機能
エピローグ 遺伝子組換え作物は未来を切り開くカード
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
関東のカササギ
2
「遺伝子組み換え植物について知ってもらい、個人個人が判断できる社会」を目指して科学者より出版された本。非常に分かりやすく、かつ社会的な側面の話にも触れており、情報・バランスの両面で優れた本だと思いました。面白かったです。2020/10/01
yasu kash
0
遺伝子組み換え作物のメリットについて、またその手法について、その世界で活躍する研究者が書いた本。概して専門家の文章は一般人には読みにくいものだがこの本も例外ではない。遺伝子組み換えは危なくない、という話が沢山書いてある。読んで自分で考えるためには、同じような分野の本を何冊か読まねばならないと思う。2015/07/05