内容説明
本書は、化学という科学の一分野がどのように発展してきたか、その歴史をたどりながら、「化学結合の本質は何であり、それはどのようにして形成されるのか」を理解してもらうことを目標にしている。
目次
1章 化学と現代の生活―序にかえて
2章 古代人の化学的自然観の形成
3章 化学的思考の始まり
4章 電子と原子核の発見―古典物理学の進歩
5章 量子論の台頭―古典物理学の破綻
6章 物質波とシュレーディンガー方程式
7章 多電子原子と周期律
8章 化学結合
9章 化学結合エネルギーと分子間相互作用
著者等紹介
正畠宏祐[ショウバタケコウスケ]
1941年広島県に生まれる。1964年京都大学工学部合成化学科卒業。1966年京都大学大学院工学研究科合成化学専攻修士課程修了。1972年シカゴ大学大学院化学専攻博士課程修了。1979年分子科学研究所分子集団研究系助教授。現在、名古屋大学大学院工学研究科物質制御工学専攻教授。専門は反応動力学、表面科学。Ph.D.
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