内容説明
大学学部4年生が初めて卒業論文研究を実施するときにおいても、本書を熟読し、その教えるところに従えば、レベルの高い実験結果を得ることができるように解説。個々の研究室が保有している実験上のノウハウを本書を通して公にし、研究者共通の財産にする。誰もが容易に入手して使えるコンピュータソフトウェアを用いた実験結果の解析法を解説。できるだけ実例を用いて解説することにより、個々の実験法と解析法がどのように適用できるかをわかりやすく解説。取り上げる項目は、生体機能関連化学のみならず、化学一般の研究で広く行われている実験とする。
目次
酸解離定数の決定
結合定数の決定
熱力学的パラメータの決定
速度定数の決定
NMRによる速度定数の決定
電気化学測定
蛍光測定―各パラメータの測定法と応用研究
二次元NMRスペクトル測定
ESRスペクトル測定
質量スペクトル測定〔ほか〕