出版社内容情報
《内容》 われわれは常に毒の驚異にさらされている.法医学者として実際に事件にかかわった筆者らが,新聞や週刊誌などに大きく取り上げられた沖縄での『トリカブト事件』や東京大学や福岡大学の『タリウム殺人事件』の体験談をまとめた.ほかにもキノコ中毒や麻薬中毒,くすり中毒,オリンピックのドーピング事件,食中毒についても取り上げられている.これに加えて「毒とはなにか」「中毒に対する注意点」から生物・化学兵器などまで,役に立つ知識とそのサイエンスをわかりやすく解説.また,Tu 先生による化学者の立場からみた松本および地下鉄でのサリン事件は,貴重な記録である.
《目次》
1章 一酸化炭素毒殺事件とトリカブト事件 ある保険金殺人の記録/2章 タリウム毒殺事件 無味無臭の恐怖の白い粉/3章 キノコ食中毒事件 美しいキノコには毒がある?/4章 くすり中毒110番 日常のなかの薬物事故/5章 スポーツ界をゆるがすドーピング事件 記録へのあくなき戦い/6章 若者をむしばむ麻薬 事件を引き起こす毒物/7章 薬物乱用者の末路 破滅をまねく大麻と覚せい剤/8章 細菌毒による食中毒事件 身近に潜む微生物の危険度/9章 恐怖の化学・生物兵器 戦場の大量殺りく道具/10章 サリン事件の全貌 日本中を震撼させた最強の毒/ 11章 中毒のサイエンス 毒を理解するための基礎
内容説明
本書は、いくつかの毒をトピックス的にとりあげ、とくに事件や事故に関係した毒を中心にまとめた一冊である。
目次
1章 一酸化炭素毒殺事件とトリカブト事件―ある保険金殺人の記録
2章 タリウム毒殺事件―無味無臭の恐怖の白い粉
3章 キノコ食中毒事件―美しいキノコには毒がある?
4章 くすり中毒一一〇番―日常のなかの薬物事故
5章 スポーツ界をゆるがすドーピング事件―記録へのあくなき戦い
6章 若者をむしばむ麻薬―事件を引き起こす毒物
7章 薬物乱用者の末路―破滅をまねく大麻と覚せい剤
8章 細菌毒による食中毒事件―身近に潜む微生物の危険度
9章 恐怖の化学・生物兵器―戦場の大量殺りく道具
10章 サリン事件の全貌―日本中を震撼させた最強の毒
11章 中毒のサイエンス―毒を理解するための基礎
著者等紹介
ツウ,A.T.[ツウ,A.T.][Tu,Anthony T.]
1930年台湾台北市に生まれる。1953年国立台湾大学理学院化学系卒業。1956年アメリカ・ノートルダム大学修士。1961年スタンフォード大学博士(Ph.D.)卒業後スタンフォード大学とエール大学でポストドク。現在、コロラド州立大学名誉教授(生化学)
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感想・レビュー
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