内容説明
福井謙一博士がノーベル化学賞を受賞してはや18年。なぜ、第二、第三の福井博士が生まれないのか。いま、科学に足りないものは何か。ノーベル賞を生みだす学問風土を再考する。
目次
1章 ノーベル賞の報せは突然やってくる
2章 ノーベル賞はこのようにして決まる
3章 ノーベル賞受賞の背景をつくった人びと
4章 伝統の継承者たち
5章 京都大学の学風をつくった人びと
6章 フロンティア軌道理論誕生の瞬間
7章 フロンティア軌道理論の発表とその後
8章 非主流から生まれたノーベル賞
9章 天才的秀才の素顔
10章 大いなる遺産の継承に向けて