出版社内容情報
《内容》 生命分子を対象とした新しいバイオテクノロジーの開発や人工生命分子の化学的創製といった新しい生命化学の潮流『ニューセントラルドグマ』について,第一線の研究者がゲノムや蛋白質・糖から始まる生命分子のコミュニケーションを化学の側面から,またバイオテクノロジーの側面から明快に熱く語る.
《目次》
I部 ゲノムから始まる次世代生命化学:1章 ゲノム/2章 核酸の相互作用/3章 遺伝子認識化合物/4章 遺伝子切断/5章 機能性核酸/6章 人工核酸/7章 遺伝子発現制御/8章 DNAチップ
II部 タンパク質・糖から始まる次世代生命化学:9章 人工コドン/10章 タンパク質の構造機能化学/11章 機能性ペプチド/12章 プロテオーム/13章 光タンパク質/14章 人工タンパク質/15章 分子シャペロン/16章 グライコーム
III部 生命分子の相互作用を探る次世代テクノロジー:17章 遺伝子キャリアー/18章 コンビナトリアル化学/19章 モレキュラーインプリンティング/20章 単一分子イメージング/21章 バイオセンサー/22章 人工らせん分子/23章 生命分子とストップトフロー/24章 生命分子と水晶発振子/25章 生命分子と表面プラズモン共鳴
内容説明
本書では生命化学の第一線の研究者に、核酸は核酸、タンパク質はタンパク質というのではなく、ゲノムやタンパク質・糖からはじまる生命分子のコミュニケーションを、化学の側面から、さらにはバイオテクノロジーの側面から明快に語っていただいた。文献を網羅するのではなく、基礎的でありながら応用的な見地も取り込むという広い視野のもと、生命化学に対するフィロソフィーを熱く語っていただいている。
目次
座談会 テーラーメイド・バイオケミストリーのめざすもの―21世紀の生命化学を考える
1部 ゲノムから始まる次世代生命化学(ゲノム;核酸の相互作用;遺伝子認識化合物 ほか)
2部 タンパク質・糖から始まる次世代生命化学(人工コドン;タンパク質の構造・機能化学;機能性ポリペプチド―タンパク質のデノボデザイン ほか)
3部 生命分子の相互作用を探る次世代テクノロジー(遺伝子キャリヤー;コンビナトリアルケミストリー―有機化学からのアプローチ;モレキュラーインプリンティング ほか)
著者等紹介
杉本直己[スギモトナオキ]
1955年滋賀県生まれ。1985年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、甲南大学理工学部教授兼ハイテクリサーチセンター所長。専門は生命分子化学。理学博士
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