• ポイントキャンペーン

化学フロンティア
再生医工学―基盤技術の確立と臨床応用をめざして

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 254p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784759807332
  • NDC分類 491.4
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 失われた生体組織や臓器をよみがえらせる再生医学の応用に向けて、必要な基盤研究と具体的な臓器別研究例,幹細胞研究などを将来の可能性や夢とともに第一線の研究者が語る.    

《目次》
I部 再生医療における医工学:1章 再生医工学への招待/2章 再生医工学のためのバイオプロセス工学
II部 再生医療のための基盤技術:3章 細胞の分離と大量培養/4章 細胞と基質との接着/5章 足場用吸収性材料/6章 新しいセラミックス関連材料の開発/7章 細胞機能制御マトリックス工学をめざして/8章 細胞機能制御のための材料表面修飾/9章 細胞成長因子の徐放化技術/10章 生体組織の構築促進のための物理刺激/11章 非自己細胞の免疫隔離
III部 臨床応用をめざす再生医療:12章 角膜・網膜の再生/13章 皮膚の再生/14章 歯周組織の再生/15章 顎骨の再生/16章 血管・心臓弁の再生/17章 血球の再生/18章 骨の再生/19章 関節軟骨の再生/20章 末梢神経の再生
IV部 夢はらむ幹細胞と細胞修飾:21章 間葉系幹細胞の分化/22章 脳の幹細胞とその分化/23章 肝幹細胞と毛幹細胞/24章 肝臓再生のための細胞修飾/25章 膵臓再生のための細胞修飾/26章 再生医療のための遺伝子導入/27章 異種細胞の脱抗原化

内容説明

本書は、比較的臨床応用に近い再生医療技術を取りあげ、その現状を紹介する。まず、1部は総論とし、2部において再生医療に必要な医工学技術を網羅した。3部では、これらの医工学的手法を用いて組織再生がいかに臨床に応用されているか、あるいはこれから応用されようとしているかを中心に、医療現場で活躍している医学系研究者が執筆。最後の4部は、患者に役立つまでにはまだブレークスルーを必要とする再生医療の今後の課題を中心にまとめた。単に再生医療研究の入門書というだけではなく、臨床医学には化学や工学のようなサポートがいかに重要であるかを具体的に例示することも、本書の目的の一つである。

目次

1部 再生医療における医工学(再生医工学への招待;再生医工学のためのバイオプロセス工学)
2部 再生医療のための基盤技術(細胞の分離と大量培養;細胞と基質との接着 ほか)
3部 臨床応用をめざす再生医療(角膜・網膜の再生;皮膚の再生 ほか)
4部 夢はらむ幹細胞と細胞修飾(間葉系幹細胞の分化;脳の幹細胞とその分化 ほか)

著者等紹介

筏義人[イカダヨシト]
1935年兵庫県生まれ。1963年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士、医学博士。現在、鈴鹿医療科学大学教授。おもな研究テーマは「再生医学、医用材料、医用工学」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。