自己組織化で生まれる秩序―シロアリ・量子ドット・人間社会

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  • サイズ B6判/ページ数 110p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759803921
  • NDC分類 504
  • Cコード C1040

出版社内容情報

まえがき
第1章 シロアリがつくる巨大な巣? そのパワーの源泉を探る ?
社会性昆虫としてのシロアリ類/シロアリ類の様々な営巣様式/群れ行動における自己組織化/社会性昆虫についての備考/今後の研究課題
第2章 量子ドットが拓く未来技術
ナノテクノロジーとは/ナノテクノロジーの歴史的発展/半導体超格子、半導体量子ドットと量子力学/半導体超格子/量子ドット/量子ドットの自己組織化による生成/量子ドットレーザ/単一量子ドットレーザ/量子ドット太陽電池/まとめ
第3章 成熟社会を目指して
成熟社会こそ自己組織化能力が問われる/生の躍動と力への意志/システム優先から人間優先へ/エンパワーメント/内破による自己変革/自己組織化には、ゆらぎと自己言及が必要/社会編集/成熟社会の時代精神
第4章 自己組織化を語る
自己組織化をイメージする/自己組織化のキーワードは「成長」/自己組織化とはダイナミックに変化するポテンシャルミニマム/コントロールセンターの無いところで起こる自己組織化/自己組織化に必要なゆらぎ/持続可能な社会を目指す/豊かな未来へ向けて科学技術が果たす役割
あとがき

【著者紹介】
一般財団法人武田計測先端知財団 理事、SRIインターナショナル日本支社代表

目次

第1章 シロアリがつくる巨大な巣―そのパワーの源泉を探る(社会性昆虫としてのシロアリ類;シロアリ類のさまざまな営巣様式 ほか)
第2章 量子ドットが拓く未来技術(ナノテクノロジーとは;ナノテクノロジーの歴史的発展 ほか)
第3章 成熟社会を目指して(成熟社会こそ自己組織化能力が問われる;生の躍動と力への意志 ほか)
第4章 自己組織化を語る(自己組織化をイメージする;自己組織化のキーワードは「成長」 ほか)

著者等紹介

松本忠夫[マツモトタダオ]
放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。1966年東京都立大学理学部生物学科卒業。1973年東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。日本学術振興会の奨励研究員を経て、1976年東京都立大学理学部助手。1981年東京大学教養学部助教授。1988年同教授。1995年組織改編により東京大学大学院総合文化研究科教授。2005年より放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。専門は動物生態学、社会生物学、シロアリ類と家族性ゴキブリの社会生態

唐津治夢[カラツオサム]
武田計測先端知財団理事長。1975年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。同年日本電信電話公社電気通信研究所入所。通信、コンピュータ、半導体、CADソフトウェア関連の技術開発とマネジメントに従事。1997年株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)取締役企画部長。2000年SRIインターナショナル日本代表。2012年株式会社アドバンテスト取締役。IEC(国際電気技術標準化機関)設計自動化部門委員長、文部科学省大学設置審議会委員、などを歴任。専門はMOT、イノベーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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生物学・工学・社会学における自己組織化の応用事例(応用可能性)について。講演を元に作られているのでとても読みやすい。自己組織化にはゆらぎと自己言及(自己の成長に有効なゆらぎを見極め、助長する作用)が必要。ニーチェ『権力への意志』やベルクソン『創造的進化』の思想は自己組織化の理解に役立つかもしれない?自己組織化を用いた量子ドットの生成法には感嘆した。2014/12/23

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