内容説明
未来のゆたかさに向けた新たなサイエンスとは。成長のパラダイムから持続性のパラダイムへ。地球環境の議論に一石を投じる。
目次
第1章 夢のある水素エネルギー社会(温暖化は既に進んでいる;私たちはこれからどうすればいいのか ほか)
第2章 マイクロマシンの拓く豊かな社会(技術の進歩と人間・社会の変容;マイクロマシンによる気の利く機械 ほか)
第3章 生命文明の時代を築く新たなサイエンスを求めて(地球のすばらしさに感動する計測技術;年縞 ほか)
第4章 未来のゆたかさに向けて(人類が初めて経験する有限の時代;成長パラダイムから持続性パラダイムへ ほか)
著者等紹介
鈴木基之[スズキモトユキ]
放送大学教授。1965年東京大学大学院工学系研究科化学工学専門課程修士課程修了。1968年同博士課程修了、工学博士。東京大学工学部化学工学科助手、東京大学生産技術研究所講師となり、その後カリフオルニア大学デービス校にて博士研究員。帰国後、助教授を経て1974年東京大学生産技術研究所教授。1995年同研究所所長。1998年国連大学副学長。2003年より放送大学教授。2005年総合科学技術会議専門委員、中央環境審議会会長。日本水環境学会学会賞、日本化学工学会学会賞、環境科学会学会賞、国際水学会ジェンキンズメダル、環境功労者賞。ハンガリー・ベスプレム大学名誉博士号
本田国昭[ホンダクニアキ]
大阪ガス(株)理事。1972年同志社大学工学部化学工学科卒業、大阪ガス株式会社入社。1988年日本コージェネレーション研究会に出向し、調査部副部長を経て部長に就任。1991年大阪ガス株式会社へ帰社。1998年商品開発部部長補佐、1999年家庭用コージェネレーションプロジェクト部長。2002年理事に就任。2005年総合科学技術会議専門委員
藤田博之[フジタヒロユキ]
東京大学教授。1980年東京大学大学院電気工学専門課程博士課程修了、工学博士。東京大学生産技術研究所講師となり、1981年助教授を経て、1993年教授。2000年より東京大学生産技術研究所付属マイクロメカトロニクス国際研究センター長。この間83年から85年までMIT客員研究員。1997年市村学術賞功績賞、2000年服部報公賞、同年フランス共和国政府教育・学術功労勲章シュバリエ受賞。2005年電気学会業績賞、同年文部科学省・科学技術賞、同年フランスENSカシャン校・名誉博士号
安田喜憲[ヤスダヨシノリ]
国際日本文化研究センター教授。1972年東北大学大学院理学研究科地理学専攻修士課程修了、1974年東北大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程退学。1978年理学博士(東北大学)。1977年広島大学総合科学部助手。1988年国際日本文化研究センター助教授を経て、1994年同センター教授となる。1995年麗澤大学客員教授、1996年ドイツ・フンボルト大学客員教授、1997年より2000年まで京都大学大学院理学研究科教授(併任)、1996年中日文化賞、2006年よりスウェーデン王立科学アカデミー会員。2007年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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