出版社内容情報
《内容》 生化学,医学領域における分析機器による研究法は最近とみに重要性を増しつつある.とくに質量分析では,新しいイオン化法が開発され,タンパク質の質量分析が容易にできるようになった.またLC/MSやMS/MSに代表されるように新しい装置が開発されることで,質量分析が医学,生化学研究に果たす役割はますます重要なものになってきている.本書は,その分野の研究者はもちろんのこと,これからこの方面の研究を始めたいと思っている若い学生や研究者を対象に質量分析とは何か,新しいテクニックとその使い方,さらに操作上の注意点など最新のマススペクトロメトリーを平易に解説したものである. 《目次》 【主要目次】 I マススペクトロメトリーの理解のために 1.質量分析の基礎概念(質量分析のしくみ,質量分析部,NIMS,HRMS,GC/MS,TLC/MS,LC/MS,CZE/MS,MS/MS,他) II MSを生化学・医学に応用する 有機酸,アミノ酸,糖質,アミン,糖脂質,プロスタグランジン,ステロイド,胆汁酸,核酸(各研究対象について, 試料の前処理,MS分析,疾患への応用) III タンパク質の構造解析にMSを使う 1.構造解析のための基礎(タンパク質の一次構造の決定,アミノ酸配列の決定,タンパク質の構造解析,他) 2.疾患の分析に応用する(変異タンパク質の構造解析,翻訳後修飾の解析,他) MS用語ミニ辞典
内容説明
本書は、マススペクトロメトリー(MS)を勉強しようとする人、また生化学、医学あるいは薬学研究にMSを利用しようとする人のために書かれたもの。MSに関する最新の発展、応用を紹介。
目次
1 マススペクトロメトリーの理解のために(質量分析の基礎概念)
2 MSを生化学・医学に応用する(有機酸の分析;アミノ酸を分析する;糖質を分析する;微量アミンの分析 ほか)
3 タンパク質の構造解析にMSを使う(構造解析のための基礎;疾患の分析に応用する)



