明日でもいいことは今日やるな―大事な場面で判断を誤らない戦略的情報行動学

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759316445
  • NDC分類 002.7
  • Cコード C0030

内容説明

タダ情報・面白情報にはワナがある!ハッカーより怖い「嘘サイト」。人と人・国と国とに横行する騙し合い―。インテリジェンス研究の権威が、ますます激化する情報戦争に負けない戦略的思考と行動を教えます!

目次

プロローグ―読む・解く・動く…情報戦争に負けない戦略的思考と行動(明日でもいいことは今日やるな―「情報は早く、行動は遅く」の本当の意味;即断即決型のシーザーが、じつは“遅断遅決”だった―インテリジェンス・マネジメントの考え方 ほか)
1章 情報の落とし穴を知る(「情報」は「食べ物」と思え―知らない人からタダでもらった食べ物を、そのまま食べますか?;私が朝日新聞を愛読する理由―主張の違うメディアの情報があってこそ、自分の見方が確かめられる ほか)
2章 情報の裏側を読む(「予報は雨、外は晴れ」そのときどうする?―「愚かな楽観主義」より「活力ある悲観主義」;日本史は四つの「情報枠」でわかりやすくなる―細かい情報も大枠の中に位置づけると生きてくる ほか)
3章 情報から行動の選択へ(日本がアメリカに負けた本当の理由―近代戦は物量でなく無形の情報に金をかけたほうが勝つ;日露戦争以降、なぜ日本は弱体化したか―力を過信すると情報力は衰えるのが組織の法則 ほか)
4章 情報を行動に活かす知恵(「裏をかいてくる相手」に有効な情報戦略―相手を間接支配する「読み」の必要性;日本の中国ビジネスがうまくいかない本当の理由―小国デンマークやイスラエルがなぜ成功しているか ほか)

著者等紹介

中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。2012年に退官し、京都大学名誉教授。専門は国際政治学、国際関係史、文明史。1997年『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)で第51回毎日出版文化賞・第6回山本七平賞を受賞。2002年正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

83
タイトルに釣られて図書館で借りた。中学生の頃から、「今日できることは明日に延ばすな」と教えられ、茶化して「明日でもいいことは今日やるな」を身上としてきた。信条としてそうしてるわけではなく、怠惰な性格から結果としてそうなってしまうだけだが…。結構真面目な本で、この警句も拙速を戒めてるだけ。他に情報の重要性を説いている。インフォメーションだけではなくインテリジェンス。御説ごもっとも、意見には概ね賛成なのだが、どうもHow toものみたいで気に入らない。人生長くやっていると、そんなこと百も承知と反発したくなる。2021/03/05

roatsu

21
題名は本書の教えを凝縮し平易に言い換えた基本姿勢であり、印象的な一言である。これも戦後日本という異常な一時代にはびこり、未だ払拭されぬ誤った固定観念と平和ボケからの脱却を強く促す良書。現代世界において、国家や企業、個人を問わずその浮沈を左右する最も重要な存在である「情報」に対する接し方と活かし方を説く。現代日本人がこの点いかに落第で、その自覚を欠き傲慢かつ無知なまま危険な状態に居続けているか、への警報でもあるのだけれど。本質を突く鋭い指摘と示唆に富む文章で、大変勉強になる一冊。P85の「愚かな楽観主義は、2018/11/07

nao

3
自分の頭を使って情報を読むことの大事さを学びましたが、どう身につけるかは平凡な私にはわかりにくい印象でした。それもまた、分かりやすさを求めてしまったのが原因かもしれませんが2020/08/02

ひろふみ

1
情報をどう取るか、どう使うか?示唆に富む箇所多し。グウタラ推薦本ではありません。2019/06/08

明日のあした

0
2019/09/24

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