内容説明
101歳「人ともの」に感謝する生活哲学。できないことよりも「できること」を大切に。甘えず、あきらめず、ちょっと努力して。好奇心と感動する心をもちつづける。
目次
1章 小さなしあわせを集めながら
2章 「好き」を大事に心豊かに
3章 自分らしく小さな努力をして
4章 一人のくらしをたのしんで
5章 人とのつながりを大切に
6章 おいしいごはんをていねいに
7章 食いしん坊を生きる力に
8章 季節ごとのおたのしみ“春から夏”
9章 季節ごとのおたのしみ“秋から冬”
10章 むだなく賢く台所の知恵
著者等紹介
吉沢久子[ヨシザワヒサコ]
1918年、東京生まれ。文化学院文科卒。若い頃から料理や家庭生活の知恵、暮らしの文化に関して、執筆や講演、ラジオ・テレビ出演などを通じて幅広く活躍。近年は、自身の体験をもとに老いの生き方を現在進行形で発信し、世代を超えて多くの読者の共感と信頼を集めた。2019年3月21日逝去。享年101歳。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
165
吉沢久子さん、100才を超えてなお、静かに確かに自分と向き合って暮らしていらっしゃって・・今年の3月に101才でご逝去されていたのですね。これは既刊の3冊からの抜粋再編集とある。お見事な今生をお疲れ様でございました。本当にタイトルの通りですよね。カバーの写真もお人柄のままの好いお顔ですね。吉沢さんのような生活哲学もしなやかさも持ち合わせては無いけれど、時に思い出したい言葉や知恵を沢山学ばせて頂きました。ありがとうございました。-合掌ー2019/06/07
雛
5
90歳オーバーの方とは到底思えない程、エネルギッシュ。ご本人の書に歳の割には食べる方だ。と書かれてましたが、レシピも記載するほど食への興味は90代になっても失せること無く…生きる楽しみなんだろうな。なんて思いながら読みました。ワンサカ生えるミントは頻繁に登場してました。直ぐに作れる薄切りのレモンにミント水などは、夏の暑い日に火照った体と喉の渇きにはピッタリだろう。楽しみを見出しながら日常を日々は有り難く過ごすことの大切さを本書から感じました。101歳でご逝去…吉沢さんの書籍、少しづつ読もうと思います。2025/03/10
ブロッコリー
0
図書館。美味しいものを食べて 、自分のできなくなったことは少しずつ認めながら 、ゆっくりと年を取っていく。 理想的な老後だと思います。2019/09/12