内容説明
古典の名作から紫文師匠の新作まで、オツで洒脱な七・七・七・五の文化。
目次
序章 知っておきたい名作都々逸―都々逸入門編(都々逸ブームは来る?!;多くを語らない都々逸の色気)
1章 七・七・七・五の恋愛指南(恋のはじまりイロハから;縁は異なもの味なもの ほか)
2章 飲食足りて礼節を知る(お酒といったら、都々逸!;花は口実、お酒は道具 ほか)
3章 楽は苦の種、苦は楽の種(面白いときゃお前とふたり;夫婦喧嘩ははずれた襖 ほか)
4章 今日から役立つ!御教訓都々逸(御教訓も都々逸で;洒落た言葉でお説教 ほか)
著者等紹介
柳家紫文[ヤナギヤシモン]
群馬県高崎市生まれ。落語協会所属。音曲師、邦楽演奏家。三味線演奏家として歌舞伎座等に出演後、1995年に柳家紫朝の弟子となり、演芸に転向。都内の寄席や各地での演芸会ほか、テレビ・ラジオ等で多方面にわたり活躍中。都々逸の普及に努め、全国各地で都々逸講座、都々逸を作る会なども企画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっちゃん
23
前作と被るのもあったけど、相変わらず軽妙な語り口が楽しい(笑)笑いだけじゃなく、ちょっぴり切ない感じが私は好き!しかし残念ながら、文字だけなら解るけど節が付くとナニ言ってるのかサッパリワカラン所がなぁ(^o^;)2017/01/22
とんこ
18
図書館本。都々逸の古典名作集みたいなのがあれば読みたかったけど、都々逸に関する本は少ないんですね。この本はラジオを聴くくらいの軽さと紹介文で、音曲師の著者が都々逸を次々紹介してくれる。下らないのも多いし、出典の記載が無くて古典も著者作もごた混ぜなのが難だけど、軽妙な寄席の雰囲気も感じられた。2022/07/28
苺畑序音
16
マイベストを超えるものには出会えなかったし細かい説明が不粋に思われたが、それでも楽しめました。こんな艶っぽい粋な言葉遊びを楽しめるひとがいいなぁ。読メの皆さんが好みそうなのをちょっと。『あきらめましたよ どうあきらめた あきらめきれぬと あきらめた』『恋に焦がれて 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす』2016/03/22
なつき
12
古典都都逸と筆者の本歌取りが玉石混合。都都逸の明るい色艶がたまりません。話題の春画と都都逸のコラボ本なんて出ないかしら。2015/09/24
魚京童!
10
お酒のみたい 酒屋は遠い 買いに行けるが 銭がない2024/11/09