内容説明
93歳。胸をはり、背を伸ばし、愉しく生きよう。心触れあう出会いに感謝しながら、自分育ての道をこれからも。
目次
1章 愛する亡き人たちと一緒に生きる―風の中にも花の中にも亡き人はいて(年を重ねて生きつづけることは、自分より先に逝った、愛する人たちと一緒に生きるということなのですね。;いまは、風の中にも、咲く花の中にも、亡き人はいて、彼らとおなじ空気を呼吸している気さえします。 ほか)
2章 きょうも“存命の喜び”をかみしめる―しきり直してもう一度(生きていく道には、さまざまな困難もあるけれど、仕切り直して、もう一度生きるわと、心の中で思います。;肩の上にいるもう一人の私は、たいてい、明るく伸びやかな考えで、心を解放してくれます。 ほか)
3章 一生かけて自分を育てあげる―ああ、勉強って愉しいなあ(何か好きなことがあって、それに打ち込む。それを一生続けて、貫く。そのことが何より大切なこと。;人間って、一生かけて自分を育てあげていくもの、いけるもの、なのですね。 ほか)
4章 自分で自分を介護する―からだも頭も維持管理して(愉しいことを思いつきました。自分で自分を介護しよう、と。;わが足のため、せめて筋肉ポンプを動かそうと意志を持ち、まじめに実行しています。 ほか)
5章 心深く触れあう人は心の親戚―人のご縁のなんとドラマティックなこと(おつきあいが長く続いたのは、心の波長が合って、二人が誠実だったから。;一人一人が人生の道に得た、得がたい白玉。誠実という心の紐で通じあっている。 ほか)
著者等紹介
清川妙[キヨカワタエ]
1921年、山口県生まれ。奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)文科卒業。教職を経たのち文筆活動に入る。現在、エッセイ、古典評論などの執筆活動のほか、万葉集、枕草子などの講座の講師としても活躍中。2014年1月、『古事記の恋』(いきいき)が古事記出版大賞本居宣長賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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