年を重ねて知る人生の深い喜び

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759313987
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

93歳。胸をはり、背を伸ばし、愉しく生きよう。心触れあう出会いに感謝しながら、自分育ての道をこれからも。

目次

1章 愛する亡き人たちと一緒に生きる―風の中にも花の中にも亡き人はいて(年を重ねて生きつづけることは、自分より先に逝った、愛する人たちと一緒に生きるということなのですね。;いまは、風の中にも、咲く花の中にも、亡き人はいて、彼らとおなじ空気を呼吸している気さえします。 ほか)
2章 きょうも“存命の喜び”をかみしめる―しきり直してもう一度(生きていく道には、さまざまな困難もあるけれど、仕切り直して、もう一度生きるわと、心の中で思います。;肩の上にいるもう一人の私は、たいてい、明るく伸びやかな考えで、心を解放してくれます。 ほか)
3章 一生かけて自分を育てあげる―ああ、勉強って愉しいなあ(何か好きなことがあって、それに打ち込む。それを一生続けて、貫く。そのことが何より大切なこと。;人間って、一生かけて自分を育てあげていくもの、いけるもの、なのですね。 ほか)
4章 自分で自分を介護する―からだも頭も維持管理して(愉しいことを思いつきました。自分で自分を介護しよう、と。;わが足のため、せめて筋肉ポンプを動かそうと意志を持ち、まじめに実行しています。 ほか)
5章 心深く触れあう人は心の親戚―人のご縁のなんとドラマティックなこと(おつきあいが長く続いたのは、心の波長が合って、二人が誠実だったから。;一人一人が人生の道に得た、得がたい白玉。誠実という心の紐で通じあっている。 ほか)

著者等紹介

清川妙[キヨカワタエ]
1921年、山口県生まれ。奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)文科卒業。教職を経たのち文筆活動に入る。現在、エッセイ、古典評論などの執筆活動のほか、万葉集、枕草子などの講座の講師としても活躍中。2014年1月、『古事記の恋』(いきいき)が古事記出版大賞本居宣長賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

125
明るく、肯定的なエネルギーが漲っている清川さんのエッセイ集。少女のような瑞々しい文章の合間から年齢を重ねた人生の大先輩の知恵と優しさが滲んでいて、読んでいて励まされることが多かった。全体を通して感じたのはいろいろな人の縁を大切にして、ささやかなことに幸せや喜びを感じて生きることの大切さだった。自分より先に逝った人たちの存在を身近に感じて一緒に生きていると言う一章に、一番心を打たれた。2015/09/27

退院した雨巫女。

10
《私-図書館》夫と息子を亡くすって、つらいなあ。2021/06/14

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