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内容説明
いちばんわかりやすいアベノミクス解説。池上解説で、あやふやな知識をスッキリ解決。
目次
１ そうだったのか！アベノミクス―日本経済はデフレ不況から脱却できるか？（特効薬か！劇薬か？経済再生をめざす壮大な試み；どうして「アベノミクス」っていうの？；「アベノミクス」の由来は？；「レーガノミクス」はからかい言葉だったが…；アベノミクスをひと言で説明すると？ ほか）
２ そうだったのか！ＴＰＰ交渉参加―ＴＰＰで私たちの暮らしはどうなる？（出遅れた日本 前途多難のＴＰＰ交渉；ＴＰＰ、なぜもめるの？；ＴＰＰって何？；ＴＰＰの目的は、自由貿易の推進；関税の役割とは何だろう？ ほか）
著者等紹介
池上彰［イケガミアキラ］
１９５０年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、ＮＨＫに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。科学・文化部記者を経て、ＮＨＫ報道局記者主幹に。１９９４年４月から１１年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすく丁寧な解説に子どもだけでなく大人まで幅広い人気を得る。２００５年３月にＮＨＫを退職し、フリーのジャーナリストに。２０１２年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
69
アベノミクスを一言で言うと三本の矢「金融緩和、財政出動、成長戦略」である。その内容はお金の回転を加速させることである。企業と高齢者が溜めている動いていないお金は1200兆円あり、そのお金を回す戦略について解説するが最悪のシナリオで日本がどうなるかについてを想像するとゾッとする。またＴＰＰの問題点と議論される２１分野をはじめ、国内農業対策を踏まえ解説。ＴＰＰ加入は世界の潮流もはや避けられない。国民に有利な条件をどれだけ他の国々に要求できるだろうか。…ということまで考えられるところへ連れて行ってくれる教科書。2013/09/03
パフちゃん＠かのん変更
51
高校図書館で借りました。池上氏の説明は分かりやすくていいですね。アベノミクス、世界に例のない試みなんですか。金融緩和ならアメリカFRBのバーナンキ氏が盛大にやっていましたよね。いわく「ヘリコプターで金を撒け」これは比喩だろうけれど、安倍さんのやろうとしているのもそういうことですよね。財政出動でその場は潤っても国の借金は増えるばかり。借金の実質を減らすためにハイパーインフレになったりしたら目も当てられません。そんなことにはならないだろうけれど。アベノミクスで給料が上がったのは輸出関連の大企業だけじゃないのか2016/10/27
糜竺(びじく)
43
2013年6月発行本。池上彰氏の解説は、相変わらず分かりやすかったです。アベノミクスとTPP(環太平洋経済連携協定)について、ざっくりでも知りたいと思い読む事にしました。アベノミクスはニュースでよく言われますが、具体的にどんなものかまだ、掴みきれていなかったので勉強になりました。TPPの方は、アメリカがトランプ政権になりアメリカが離脱する事になり、弱冠、下火になってる気もしますが、それでもどんな内容なのか、読んでそこそこ学べたので良かったです。ニュースに出た時、より深く見れるようになれたらいいです。2017/05/10
saga
24
ＴＶ番組の副読本という位置付けだそうで、24時間以内で読了できるほど薄く（価格は高く）、アベノミクス・ＴＰＰというテーマの表面的な理解に留まるという感は否めない。池上氏の人気にあやかるＴＶ局の嫌な面を見た感じだ。2015/04/27
Gummo
14
「アベノミクス」と「TPP」への入門書。アベノミクスの狙いは、国民にどんどんお金を使ってもらい、それによってお金の流れを速くすること。そのための３つの矢が、①金融緩和、②財政出動、③成長戦略。安倍政権になり、株価は上昇し、円安も進み、たしかに経済的に明るい雰囲気はある。しかし、その成果を判断するには、今年後半どうなるのか注意深く見ていく必要があると池上氏は指摘する。そしてTPP。交渉に参加するまで過去の交渉内容が秘密だったとは。聖域は本当に守れるのだろうか。交渉が始まるまで先行き不透明な部分が多い。2013/08/13
