内容説明
2500年前、乱世を正すために、『論語』を遺し、徳の大切さを説いた孔子の思想は、今を生きる我らに正しい生き方と勇気を教えている。極貧の農民から身を起こした孔子。その苦難の生涯を描き、人間最高の指針『論語』の名言の生まれた現場に立ち会える日本で初めての長篇傑作。
著者等紹介
竹川弘太郎[タケガワコウタロウ]
本名、武居弘。長野県岡谷市出身。中央大学法学部卒業。詩人・金子光晴に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coldsurgeon
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講師の一生を物語したもの。読みやすい物語だった。「上善如水」が老子の言葉であることを初めて知った。孔子が若いときに老子にであり、教えられる言葉である。「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に処る。」つまり「最高の善は水のようなものでなければならない。 水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこにおさまる」と、述べています。なにが人間にとって大切かといえば、自由無碍でフリーに動け、しかも自分の存在を主張しないで、人のいやがることも自然に受け止めること2012/07/10
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