内容説明
円覚寺老師から心を磨く三十二の訓え。幸せはいつもそばに在る。
目次
日本人の心の土台「おかげさま」（「神さま、佛さまって本当にあるの？」五感を超えた聖なる世界；妙なる命「願い」を持てばいくつになっても上り坂 ほか）
人生の難所・急流に立ち向かう（心を切り替えて「奴隷の人生」脱出を；人生は、車が壊れる山道よりも舟が覆る急流よりも険しい ほか）
心の根っこを探しにゆこう（何にでもなれる粘土こねるのは「私」；逆境の中で志を貫いてこそなりたいものになれる―ミレー ほか）
ありがたいもったいない思いやり（心が開いていれば、この世は美しい幸せは、あなたのそばに；お釈迦さまの最期の言葉は「ただ悟りを求めなさい」 ほか）
死を見つめて「生」を生きる（坊さんの第一の務めは「抜苦与楽」苦しみを抜いて楽を与える；最愛の夫を送った言葉「私も行くから待っててね」 ほか）
著者等紹介
足立大進［アダチダイシン］
昭和７年、大阪市に歯科医の次男として生まれる。昭和２０年３月、大阪大空襲にて罹災。昭和２１年秋、兵庫県朝来郡の臨済宗妙心寺派の寺で得度。昭和３０年、京都花園大学卒業、円覚寺専門道場に掛搭。昭和４４年、円覚寺の専門道場の専門道場の師家代行。昭和５５年、臨済宗円覚寺派管長に就任。平成２２年、管長を退任、現在に至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ぱんにゃー
19
「おかげさま」 私は使い方を間違っていたようです。 「あなたの良い言動のおかげで私はメリットを受けました」と 日頃使っていたと思います。／「関係してる良いも悪いも全て（お陰様）で 私は生かされています」（ちょっとオーバーですが）と意識したいと思います。 ありがとうございます。2013/05/27
ひと
8
宗教をどう自分の中に、人生に取り込んでいったらいいか考えてる。実際に説法を聞きに行ったことはないけれど、目の前で聞かせていただいているように心がスーッとする読書体験。おかげさま、ありがたい、もったいない、思いやり、、、これらを意識して日常を過ごしたい。「劫初より 作りいとなむ 殿堂に われも黄金の 釘一つ打つ（与謝野晶子）」2023/03/12
gushwell
5
とても分かりやすい文章で、仏教について語っている本です。何世代にもわたって繋がってきたこの命に感謝し、自然に感謝し、周りに感謝し、思いやりの心を持って日々を過ごそう、という趣旨のことが書かれています。 この本で気になった言葉、「自分が真っ直ぐ立っていれば、影も真っ直ぐである。あなた自身が曲がっていれば、影も曲がる」。 分かってはいるけど、凡人には難しいんだなー。2012/06/15
駿ばぱ
5
昨日読み始めて一気に読み終わりましたね。もう少しじっくり足割って読むべきなのでしょうが。。。円覚寺の前管長の足立老師の説法会は何度か聴きにいってました。歯に衣をきせぬ話し方で面白かったです。その雰囲気がこの本にも活かされているのと、老師様が人とのふれあいを大切に仏道に励んでいたのだなとあらためて実感させられた本でした。2012/01/10
亀之助
1
すべて周りのおかげで生きているんだな。2015/06/12
